インストール


EUM のユーザー開始更新を使用可能にする
ユーザーがカスタムまたはサードパーティの Eclipse フィーチャーやプラグインを既存の IBM Notes インストール済み環境でインストールまたは更新できるようにするために、Eclipse 更新マネージャのユーザーインターフェースの表示を有効にすることができます。デフォルトでは、Eclipse 更新マネージャ (EUM) は表示されません。IBM Domino デスクトップポリシーまたは plugin_customization.ini ファイル設定のいずれかを使用して、EUM を有効にすることができます。

このタスクについて

Eclipse 更新マネージャ (EUM) による方法では、既存のクライアントインストール済み環境にプラグインをデプロイするには、ユーザーがインストールや更新を開始する必要があります。この方法は、ウィジェットと中央管理されるウィジェットカタログで使用可能なクライアント管理プロセスに取って代わられました。このプロセスについては、「ウィジェットとウィジェットカタログによるクライアントプラグインの導入と管理」を参照してください。関連情報は、Lotus® Expeditor wiki を参照してください。

EUM でプラグインのデプロイと管理を行うことは推奨されていません。この代わりに、中央管理されるウィジェットカタログ方式を使用して、クライアントにプラグインをデプロイしてください。

Domino ポリシーを使用する

このタスクについて

次のポリシーを設定して EUM を有効にすることができます。

手順

1. IBM Domino Administrator クライアントを使用して、デスクトップポリシー設定文書を開きます。

2. [基本] タブで [プロビジョニング] セクションを見つけます。

3. [ユーザーによる更新を許可] フィールドで、[有効化] をクリックします。

Eclipse プリファレンスを使用する

このタスクについて

次の行をユーザーの plugin_customization.ini ファイル (install_dir¥framework¥rcp¥plugin_customization.ini (インストール後) または deploy¥plugin_customization.ini (インストール前)) に追加して、EUM を有効にすることができます。

com.ibm.notes.branding¥enable.update.ui=true

フィーチャーにアクセスして使用するための追加手順

このタスクについて

IBM Notes マルチユーザーインストールでは、ユーザーは、IBM Notes の [アプリケーション管理] パネルを開いて、フィーチャーを有効にする必要があります。

手順

1. [ファイル] -> [アプリケーション] -> [アプリケーション管理] をクリックします。

2. 有効化するフィーチャーごとにフィーチャーを選択し、[有効] を選択します。


3. プロンプトが表示されたら、クライアントの再起動を許可します。
EUM でデフォルトのマルチユーザーインストールディレクトリを指定する

このタスクについて

マルチユーザーインストールで、EUM を使用してフィーチャーをインストールすると、そのフィーチャーが (install_dir)¥framework¥shared¥eclipse ディレクトリに格納されます。たとえば、非管理ユーザーとしてログインし、EUM を使用してフィーチャーをインストールした場合は、そのフィーチャーが (install_dir)¥framework¥shared¥eclipse ディレクトリにインストールされ、そのマルチユーザーインストール内のユーザー全員が使用できるようになります。

注: EUM 方式を使用する場合、Notes¥framework ディレクトリのフィーチャーを更新するには管理者権限が必要です。ただし、workspace¥applications ディレクトリにフィーチャーをインストールしたりフィーチャーを更新したりする場合は、管理者権限は必要ありません。なお、applications ディレクトリはユーザーの workspace ディレクトリにあります。

Notes のマルチユーザーインストール環境で管理者以外のユーザーによってインストールされたすべてのフィーチャーは、デフォルトでは install_dir¥framework¥shared¥eclipse ディレクトリにインストールされます。特定のフィーチャーについて、このデフォルト設定を上書きすることができます。この場合、フィーチャーのアプリケーション開発者が colocation-affinity 属性を指定する必要があります。ユーザーがフィーチャーをインストールする権限を制限するには、デプロイ担当者が colocation-affinity 属性に ID「com.ibm.rcp.site.anchor.shared.feature」を指定する必要があります。こうすると、デプロイ担当者のサイトは共有サイトのままですが、選択された状態になります。これは、colocation-affinity がこのサイトを選択するためです。この状態でフィーチャーをインストールしようとすると、colocation-affinity で指定されたサイトにアクセスできないため、フィーチャーのインストールが失敗します。

関連情報については、Lotus Expeditor wiki の colocation-affinity 値のトピックを参照してください。

関連概念
クライアントプラグインのデプロイメントを管理する
デスクトップポリシー設定文書を理解する
plugin_customization.ini を使用して IBM Notes をカスタマイズする

関連タスク
ウィジェットとウィジェットカタログによるクライアントプラグインの導入

関連情報
Lotus Expeditor Wiki