設定


デスクトップポリシーを使用して Eclipse プリファレンス設定を割り当てる
デスクトップ設定文書を使用すると、IBM Notes または他の IBM Expeditor クライアントアプリケーション (IBM Symphony® など) で使用する Eclipse プリファレンスを追加または削除できます。

このタスクについて

Eclipse プリファレンスは、pluginID/preferenceID=preferenceValue の形式をした名前と値のペアです。この技術を使用して、Eclipse プリファレンスの名前と値のペアをユーザーのローカルな Eclipse プリファレンスストアにプッシュします。

IBM Domino デスクトップポリシー設定文書の [カスタム設定] タブには [管理設定] オプションがあり、ここでは pluginID/preferenceID=preferenceValue 形式を使用して、Eclipse プリファレンスを指定できます。

注: Notes では管理設定プロバイダ com.ibm.notes.managedsettings.provider で動的構成 (DynConfig) 構造を使用して Domino ポリシーを操作します。動的構成では、ホームメールサーバーを使用して、Notes がセッションを開始したときにポリシーが確認されます。

注: クライアントメッセージ [Notes Configuration Settings refreshed] は DynConfig プロセスが適用され、ユーザーポリシーが更新されたことを示しています。

ユーザーのローカル Eclipse プリファレンスストアは、ポリシーの更新時に更新されます。

Eclipse プリファレンスの値のペアを IBM Notes ユーザーにプッシュするには、次の手順に従います。

手順

1. IBM Notes または Administrator クライアントを使用して、Domino サーバーの Domino ディレクトリ (NAMES.NSF) を開きます。

2. [ユーザーとグループ]] タブをクリックして、[設定] ビューを開きます。

3. [設定の追加] をクリックし、[デスクトップ設定] タブを開き、[カスタム設定] タブをクリックします。

4. [管理設定] をクリックします。

5. [リストの編集] をクリックして Eclipse pluginID/preferenceID=preferenceValue 値のペアを追加できるパネルを開きます。

6. [アイテム] をクリックし、プラグインで使用する preferenceID を入力します。

7. [値] をクリックし、preferenceID に割り当てる値を入力します。[値] のエントリは preferenceValu と等しくなります。

8. [プラグイン名] をクリックし、ウィジェット導入方法、Notes インストールキット、Eclipse アドオンインストーラのいずれかを使用して、Notes クライアントに導入するプラグインを指定します。[プラグイン名] のエントリは Eclipse pluginID と等しくなります。

9. [強制] オプションを有効にして値のペアをプッシュすると、設定にすでに設定されている他の値がすべて上書きされます。

10. [値の追加/修正] をクリックします。


11. [OK] をクリックしてから、[保存して閉じる] をクリックします。

別な方法: IBM Domino Designer を使用して Eclipse 管理設定を設定する

このタスクについて

次の方法は導入する場合に使用できますが、IBM Domino 8.5 で導入されたデスクトップポリシー設定文書の [カスタム設定] -> [管理設定] のオプションを使用することで、簡便化されています。

Eclipse 管理設定値を IBM Notes ユーザーに割り当てるポリシー文書を使用するには、IBM Domino Designer を使用して新規フィールドをデスクトップポリシー設定文書に追加します。 関連情報の詳細については、IBM® Domino Designer 9.0.1 Social Edition ヘルプのフィールドの設計の情報を参照してください。

次の例を使用すると、IBM Notes クライアントユーザーに対してインスタントメッセージングのシングルサインオンを有効にするかどうかを指定する Eclipse 管理設定を設定することができます。これは既にポリシー制御の対象となっている実際の設定で、IBM Domino Designer で表示することができます。

手順

1. IBM Domino Designer で、新しいフィールドを作成し、そのフィールドに値を設定する設定と同じ名前を割り当てます。たとえば、IM_Enable_SSO という名前を割り当てます。IM_Enable_SSO のフィールド値には、キーワード EnableDisable を使用します。これらの値はそれぞれ true と false に対応します。

2. $qual_Number という名前の計算結果テキストフィールドを作成します (Number は整数です)。[複数値も可] オプションを有効にします。 たとえば、$qual_009 という名前のフィールドを作成します。このフィールド名が一意で、フォーム上の他の場所に存在していないことを確認します。次の形式を使用します。


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