設定
始める前に
サーバーのサーバー設定文書が設定済みであることを確認してください。
このタスクについて
個人ブラックリストが有効になっている場合、SMTP listener タスクは DNS ブラックリスト照会を実行する前に、リレー実施が適用される可能性があるホストの名前を個人ブラックリストと比較します。このため、不要な DNS 検索を避けることができます。ホストが個人ブラックリストに見つかった場合、サーバー設定文書の [個別ブラックリストのフィルタ] にある [接続しようとしているホストが個人ブラックリストで見つかったときに行うアクション] フィールドに指定されたアクションが適用されます。ホストが個人ブラックリストに見つからない場合、DNS ホワイトリストフィルタの処理が行われ、次に DNS ブラックリストフィルタの処理が行われます。
個別ブラックリストのフィルタを使用する
手順
1. IBM Domino Administrator で [設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
2. [設定] をクリックします。
3. 個別ブラックリストのフィルタを有効にするサーバーのサーバー設定文書を選択します。
4. [ルーター/SMTP] -> [制限と制御] -> [SMTP インバウンド] をクリックします。
5. [個人のラックリストフィルタ] セクションの次のフィールドを設定し、[保存して閉じる] をクリックします。
[有効] を選択すると、SMTP listener タスクは接続ホストがブラックリストに掲載されているかどうか、つまり接続ホストが [ブラックリストのホスト] フィールドに入力されているかどうかを確認できます。
デフォルトでは、この設定は無効になっています。
IP 範囲とマスクはサポートされます。 範囲内を除き、ワイルドカードを使用できます。
%s は、接続ホストの IP アドレスを挿入するのに使用できます。たとえば、次のテキストを入力します: ホスト %s はブラックリスト登録されています。 ブラックリストに記録されているホスト 127.0.0.1 からのメッセージを Domino が拒否した場合、次のエラーメッセージが表示されます: 「ホスト 127.0.0.1 はブラックリスト登録されています。」
SMTP listener タスクは、ブラックリストに掲載されたホストから受け付けた接続回数の累積数を管理し、SMTP.PrivateBL.TotalHits 統計にその数を保存します。SMTP.PrivateBL.TotalHits 統計は SMTP 統計パッケージの一部であり、IBM Domino Administrator クライアントを使用するかサーバーコンソールから次のコマンドを実行して表示できます。
show stat SMTP
関連タスク SMTP 接続の個人ホワイトリストで作業にする SMTP の受信接続を制限する