設定
サーバー文書に指定した設定によって、メールポリシー設定文書の受信ボックスの保守管理設定は上書きされます。
メールテンプレート (MAIL8.NTF) と、NAMES.NTF の IBM Domino 8 以降のリリースで作成した、またはそのリリースにアップグレードした Domino ディレクトリを使用する必要があります。
サーバー文書で受信ボックスの保守管理を有効にする
[サーバータスク] -> [システム管理プロセス (Administration Process)] タブにある [受信ボックスの保守エージェントを実行する曜日] フィールドに値を指定して、サーバー文書で受信ボックスの保守管理を有効にします。 受信ボックスの保守管理エージェントを実行する曜日を 1 つ以上指定し、エージェントの実行を開始する時刻を指定します。 曜日が指定されていないと、この機能は有効にならず、フィールドにエージェントを実行する時刻が入力されているかどうかに関係なく、エージェントは実行されません。 受信ボックスの保守管理が有効になっていても、[受信ボックスの保守エージェントを実行する時刻] フィールドが未入力の場合は、デフォルトの時刻の午前 00:00 時に受信ボックスの保守管理エージェントが実行されます。 この機能は、デフォルトで無効になっています。
また、サーバー文書の設定を使用して、ホームサーバーで選択したユーザーの受信ボックスを管理するのか、ポリシー設定に基づいて受信ボックスを管理するのかを指定します。 サーバー文書の [ポリシーに基づいて受信ボックスを保守する] 設定を有効にすると、メールポリシー設定文書に受信ボックスの保守管理の設定を指定しない限り、メールポリシー設定文書に指定した設定に従って受信ボックスが管理されます。 メールポリシー設定文書に設定を定義しないと、受信ボックスの保守管理が実行されません。また、サーバー文書には、エージェントによってユーザーの受信ボックスから削除される文書と削除されるタイミングを制御する設定も含まれています。その設定は、[受信ボックスから削除するための経過日数] と [未読文書は受信ボックスから消去しない] です。
メールポリシー設定文書で受信ボックスの保守管理を有効にする
サーバー文書の [ポリシーに基づいて受信ボックスを保守する] 設定を選択すると、オプションの [メール受信ボックスの保守を有効にする] を有効にすることによって、受信ボックスの保守を有効にすることができます。 また、エージェントによってユーザーの受信ボックスから削除される文書と削除されるタイミングを指定できます。
受信ボックスの保守管理のエラーログ
受信ボックスの保守管理エージェントを実行しているときにエラーが発生すると、LOG.NSF と DDM.NSF にエラーが記録されます。 次の NOTES.INI 設定を使用すると、追加のロギングを有効にできます。
ADMINP_VERBOSE_POLL_TASK=x
ここで、x には 1 または 2 を指定できます。数値を大きくするほど、より詳細なログが記録されます。
関連概念 メールポリシー設定文書を理解する
関連資料 システム管理プロセスの Tell コマンド