保護


Domino サーバーを TFIM パートナーとして設定する
Domino で認証を行うために、IBM® Tivoli® Federated Identity Manager (TFIM) を SAML 1.1 または SAML 2.0 用に設定することができます。

このタスクについて

Notes 統合ログインを設定する場合は、Notes ID ボールトサーバーに対する TFIM パートナーシップを設定することになります。ID ボールトサーバーを HTTP サーバーとして設定する必要はありませんが、ほとんどの SAML 2.0 設定では、ID ボールトサーバーのサーバー ID ファイルにインターネット証明書が含まれている必要があります。

ヒント: IdP パートナーシップを暗号化アサーション用に設定する場合は、SAML 2.0 の統合を使用する必要があり、Domino サーバーパートナーシップのインターネット証明書に暗号化用のキー使用を設定する必要があります。

ほとんどの SAML 2.0 設定では、Domino HTTP (SAML サービスプロバイダ) サーバーの ID ファイルにインターネット証明書が含まれている必要があります。 SAML 用のインターネット証明書を新規に作成するときは、IdP カタログアプリケーションの [証明書の作成] ボタン、またはサーバーコンソールの CERTMGMT コマンドを使用することをお勧めします。この他の方法で新しいインターネット証明書を作成することも可能です。たとえば、Domino 認証機関 (CA) を使用する方法 (インターネット証明書のキー使用で署名が許可される場合) があります。署名用のインターネット証明書 (SSL に使用される証明書など) がすでに存在する場合は、同じ証明書を SAML パートナーシップに使用することができます。その場合は設定の支援にサーバーコンソールの CERTMGMT コマンドを使用する必要があります。

ヒント: サーバーの SSL 証明書を使用する場合は、その証明書とプライベートキーを SSL キーリングファイルから PKCS12 形式のファイルにエクスポートします。その後、IBM Notes クライアントの [ユーザーセキュリティ] ダイアログボックスを使用して、その証明書とプライベートキーを PKCS12 ファイルからサーバーの ID ファイルにインポートします。

関連トピックで、TFIM パートナーを設定するための一般的な手順および資料を参照してください。サーバーの SSL 証明書を使用する場合は、その証明書とプライベートキーを SSL キーリングファイルから PKCS12 形式のファイルにエクスポートします。その後、IBM Notes クライアントの [ユーザーセキュリティ] ダイアログボックスを使用して、その証明書とプライベートキーを PKCS12 ファイルからサーバーの ID ファイルにインポートします。

手順

1. IdP で TFIM 統合を作成する際に、エクスポートした Domino メタデータファイルを使用します。Tivoli Federated Identity Manager (TFIM) 統合の設定に関連するトピックを参照してください。

2. 次の値を使用して、パートナーシップを設定します。

次のタスク

IdP 設定文書と Domino サーバーパートナーシップの両方が設定されたら、Domino HTTP サーバーを再始動して SAML 認証を有効にします。

サーバーコンソールで次のように入力し、HTTP プロセスを起動します。

load HTTP

HTTP プロセスがすでに実行されている場合は、次のように入力します。

tell HTTP restart

詳しくは、IBM Notes/Domino Wiki で、Domino サーバーを TFIM のパートナーにする方法に関する記事を検索してください。関連トピックの IBM 技術情報 #1614543 には、多数のこのような記事へのリンクが記載されています。

親トピック: TFIM サーバーを ID プロバイダ (IdP) として設定する
前のトピック: Tivoli Federated Identity Manager (TFIM) 統合を設定する
次のトピック: TFIM ID プロバイダサーバーを SAML サービスプロバイダとして IBM Domino に登録する

関連情報
IBM Tivoli Federated Identity Manager バージョン 6.2.1 : パートナーの追加
IBM Domino とその他の製品の Security Assertion Markup Language (SAML) の設定の組み合わせに関する補足情報