リモートサーバー認証の件名行に LDAP ディレクトリサーバーのホスト名が必要な場合は、[有効] を選択します。このオプションが正常に機能するためには、リモートサーバー認証の件名行にその DNS ホスト名を含める必要があります。リモート LDAP ディレクトリサーバーの X.509 証明書にリモートサーバーのホスト名が適切な形式で含まれていることがわかっている場合は、このオプションを有効のままにしておきます。
Domino CA やその他の CA では、認証の要求時にユーザーが件名行を入力するためのダイアログボックスが表示されます。たとえば、Domino CA はまず、各ユーザーに対して、リモートサーバーの情報 (共通名、組織単位名、組織名、州または県、国名など) を入力するように指示します。次に、この情報を件名行に入れ、各フィールドに適切な接頭辞 (cn=、ou=、o= など) を追加します。Domino CA を使用してリモートサーバーの認証を作成した場合は、[リモートサーバーの認証を使ったサーバー名の確認] オプションの使用時に、[共通名] フィールドにリモートサーバーのホスト名を入力します。たとえば、Domino CA は、次のような有効な件名行をユーザーが入力できるようにします (mailserver.renovations.com はサーバーの DNS ホスト名です)。
cn=mailserver.renovations.com, ou=sales, ou=marketing, o=renovations, st=mass, c=us
cn=mailserver, ou=sales - mailserver.renovations.com o=renovations, st=mass, c=us
ユーザーが DNS ホスト名を正しく入力できるように、Domino CA から認証を要求するときに DNS ホスト名を共通名 (cn=) として入力することをユーザーに推奨してください。他の CA では、件名行を入力するダイアログボックスが異なる場合がありますが、ユーザーは、それぞれのダイアログボックスの指示に従って、リモートサーバーの DNS ホスト名を入力する必要があります。