設定
手順
1. 設定するサーバーのサーバー設定文書がすでに存在することを確認します。
2. IBM Domino Administrator で [設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
3. [設定] をクリックします。
4. 管理するメールサーバーのサーバー設定文書を選択し、[サーバー設定の編集] をクリックします。
5. [ルーター/SMTP] -> [制限と制御] -> [転送制御] タブをクリックします。
6. [転送制御] セクションの以下のフィールドに入力し、[保存して閉じる] をクリックします。
値を指定しない場合、デフォルト値は、最大転送スレッド数の半分で、切り捨てが行われて最も近い整数になります。たとえば、最大転送スレッド数が 5 の場合、同時に転送できる最大転送スレッド数のデフォルト値は 2 になります。SMTP リレーホストにアウトバウンドインターネットメールを送信するサーバーでは、この設定で、リレーホストにメールを転送するために使用できる合計スレッド数が決まります。
注: デフォルトでは、1 つの Domino ドメインから別のドメインに Notes 配信を使用してメッセージを転送するとき、ルーターは同時に複数のスレッドを使用しません。Domino ドメイン間で複数の同時転送スレッドを使用できるようにするには、変数 RouterAllowConcurrentXFERToALL をサーバーの NOTES.INI ファイルに追加します。
低優先度メールを指定した時間に配信するには、メッセージ優先度に従うようにルーターを設定する必要があります。メッセージ優先度を無視するようにルーターを設定すると、低優先度メールに特別な処理は行われません。
デフォルトの間隔は 15 分です。間隔が短いと、1 時間当たりの再試行回数が増加し、メッセージ配信の成功率も増える可能性があります。間隔が長いと、1 時間当たりの再試行回数が減少し、配信時間が長くなります。
ルーターは、メッセージの保持期間が設定したタイムアウト値 (デフォルトでは 24 時間) に達するまで配信待ちメッセージの転送を試み続けます。メッセージのタイムアウト時間の経過後、ルーターは、送信者に対する送信エラーレポートを生成します。
高、中、低優先度メールの時間を、それぞれ時間と分で指定します。
注: NOTES.INI ファイルに指定された値は、サーバー設定文書の設定を上書きします。メッセージ転送設定に NOTES.INI ファイルを使用している場合、Domino サーバーコンソールに、サーバー設定文書でその設定が指定されている可能性があることを示すメッセージが表示されます。
変更内容が有効になるのは、次にルーターの設定を更新した後です。
次のタスク
新しい設定を直ちに有効にするには、配信設定を再ロードします。
関連概念 配信が遅れる低優先度メールの遅延通知を生成する メッセージ転送をカスタマイズする メッセージ配信を制御する
関連タスク サーバー設定文書を作成する Domino ドメイン間で複数の同時転送スレッドを使用できるようにする 転送および配信制御を詳細に設定する メッセージタイムアウト時間を設定する サーバーのルーティングテーブルを再計算する メッセージのサイズに応じてメールの配信を制限する メールのエラーメッセージをカスタマイズする