保護

CA の証明書を信頼されたルートとしてマージする
サーバー証明書には、CA の証明書が信頼されたルートとして含まれていなければなりません。信頼されたルートによって、共通の CA の証明書を持つサーバーとクライアント間で通信ができるようになります。CA の証明書を信頼されたルートとしてキーリングファイルにマージしてから、CA が署名したサーバー証明書をマージしてください。

Domino CA の場合

このタスクについて

サーバーベースの IBM Domino 認証機関を使用する場合も、Domino 5 認証機関を使用する場合も、この手順は同じです。

手順

1. すでにサーバー証明書要求を出してあることと、サーバーキーリングファイルを保存してあるディレクトリにドライブが割り当てられていることを確認します。

2. Domino CA 上で、認証機関アプリケーション (サーバーベースの認証機関の場合は認証要求アプリケーション、Domino 5 認証機関の場合は Domino 認証機関) を参照します。


3. [この証明書をサーバーで受け入れる] をクリックします。

4. 証明書テキストをハイライト表示し、Begin Certificate 行と End Certificate 行を含めてシステムクリップボードにコピーします。

5. IBM Domino Administrator で、サーバー証明書管理アプリケーションを開きます。

6. [信頼されたルートの証明書のキーリングへのインストール] をクリックします。

7. この証明書を保存するキーリングファイルの名前を入力します。サーバー証明書要求の作成時に指定した名前です。

8. この証明書の識別のためにキーリングファイルで使用する名前を入力します。このフィールドを空白のままにしておくと、証明書の識別名が使用されます。

9. [証明書のソース] フィールドで、[クリップボード] を選択します。クリップボードの内容を次のフィールドに貼り付けます。

10. [信頼されたルートの証明書をキーリングにマージする] をクリックします。

11. キーリングファイルのパスワードを入力し、[OK] をクリックします。

次のタスク

サーバー証明書に署名する のタスクを CA に実行させます。

サードパーティ CA の場合

このタスクについて

キーリングファイル内のデフォルトの信頼されたルートを表示し、該当するサードパーティ CA の証明書が含まれていないことを確認します。すでに含まれている場合は、次の手順は必要ありません。

手順

1. すでにサーバー証明書要求を出してあることと、サーバーキーリングファイルを保存してあるディレクトリにドライブが割り当てられていることを確認します。

2. CA の Web サイトを参照し、CA の信頼されたルートの証明書を取得します。ほとんどの場合、信頼されたルートの証明書は添付ファイルに含まれていますが、クリップボードにコピーすることもできます。

3. IBM Domino Administrator で、サーバー証明書管理アプリケーションを開きます。

4. [信頼されたルートの証明書のキーリングへのインストール] をクリックします。

5. この証明書を保存するキーリングファイルの名前を入力します。サーバー証明書要求の作成時に指定した名前です。

6. この証明書の識別のためにキーリングファイルで使用する名前を入力します。このフィールドを空白のままにしておくと、証明書の識別名が使用されます。

7. 次のいずれかを実行します。

8. [信頼されたルートの証明書をキーリングにマージする] をクリックします。

9. キーリングファイルのパスワードを入力し、[OK] をクリックします。

次のタスク

サーバー証明書に署名する のタスクを CA に実行させます。

関連タスク
SSL サーバー証明書を要求する
デフォルトの Domino SSL の信頼されたルート
SSL サーバー証明書を表示する
Domino サーバーで SSL を設定する