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ローミングユーザーを非ローミングユーザーに変更する
ローミングユーザーを非ローミングユーザーに変更すると、システム管理プロセスではユーザー文書内のユーザーのステータスをローミングから非ローミングに変更します。また、ユーザーのローミングファイルがあるサーバーから、ユーザーのローミングファイルとレプリカを削除するように求めるプロンプトが表示されます。

始める前に

ローミングユーザーを非ローミングユーザーに変更するには、以下のアクセスレベルまたはアクセス権を必要とします。


このタスクについて

ローミングユーザーを非ローミングユーザーにダウングレードすると、ローミングサーバーからの削除を承認するまで、ローミングアプリケーションはローミングディレクトリ内に残ります。ローミングユーザーを非ローミングユーザーにダウングレードする場合は、IBM Domino Administrator クライアントで [ローミングプロファイルの削除] ダイアログボックスを使用します。こうしないと、その後ローミングをアップグレードする際のエラーの原因になることがあります。ユーザーがローミングユーザーから非ローミングユーザーにダウングレードされたときに、承認プロセスを省略し、ローミングデータベースを自動的に削除するには、[ローミングプロファイルの削除] ダイアログボックスの [削除されたローミングデータベースの承認を省略] オプションを選択します。

注: [削除されたローミングデータベースの承認を省略] オプションは、IBM Lotus® Domino 8.5.1 以降で使用できます。 これより前のリリースでは、承認要求が作成されるため、管理者はローミングデータベースの削除を承認する必要があります。要求されたローミングデータベースのいずれかと一致するレプリカが対象のローミングサーバー上にすでに存在する場合、ローミングのアップグレードプロセスは失敗します。これは、ローミングユーザーをダウングレードし、サーバー上でローミングアプリケーションの削除を承認しない場合に発生します。

ユーザーのローミングステータスを変更する際には、次のガイドラインに従ってください。


手順

1. IBM Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

2. [ユーザー] を選択した後、非ローミングユーザーに変更するユーザー名を 1 つ以上選択します。

3. [ツール] ペインで、[ユーザー] -> [ローミング] をクリックします。


4. [バックグラウンドで更新を実行] を有効にすると、要求の処理中でも Administrator クライアントを使用できるようになります。

変更を確認するには

このタスクについて

変更手順により、ユーザー文書内のユーザーのステータスが Domino サーバーのローミングから非ローミングに変更されます。変更が行われたことを確認するには、次の手順を実行します。

手順

1. IBM Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

2. [ユーザー] をクリックし、非ローミングにダウングレードしたユーザーを選択します。

3. [ユーザーの編集] をクリックしてユーザー文書を開きます。

4. [ローミング] タブをクリックします。[ローミングを使用] フィールドには [いいえ] が表示されている必要があります。

データベースの削除を承認するには

このタスクについて

Domino サーバーローミングユーザーを非ローミングユーザーに変更することを選択した場合は、システム管理要求 (admin4.nsf) データベースで削除要求を承認する必要があります。ローミングユーザーを非ローミングユーザーに変更するには、ユーザーのローミングファイルとレプリカを削除する必要があります。

手順

1. IBM Domino Administrator で、[サーバー] -> [分析] -> [システム管理要求] を選択します。

2. [処理待ち管理者承認] ビューを選択します。

3. ユーザーをローミングから非ローミングに変更したときの選択に応じて、次のいずれかを実行します。

4. [保存して閉じる] をクリックします。

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