保護


サーバーのデータディレクトリへのアクセスを制限する
デフォルトでは、サーバーにアクセスできるすべての IBM Notes ユーザーが、サーバーの全データディレクトリにアクセスできます。サーバーのデータディレクトリやそのデータディレクトリのサブディレクトリに対するアクセスリスト (または ACL ファイル) を定義すると、IBM Notes ユーザーによるそれらのディレクトリへのアクセスを制限できます。ACL ファイルはサーバーディレクトリを保護するためのオプションであり、このファイルにはそれらのディレクトリへのアクセスを認証されたユーザー名が記載されています。

このタスクについて

ACL ファイルを使用するには、NOTES.INI 変数 Enable_ACL_Files=1 を設定する必要があります。

注: ACL ファイルとアクセス制御リスト (ACL) は、それぞれが保護するディレクトリまたはデータベースへのアクセスを制限するという同様の機能を持ちますが、ACL が Notes データベースの管理に使用される点で ACL ファイルとは異なります。

データディレクトリのアクセスリストを作成する

手順

1. サーバーに対してデータベース管理者以上のアクセス権が設定されていることを確認します。

2. Domino Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。

3. アクセスを制限するディレクトリを選択します。


4. ツールペインで、[フォルダ] -> [ACL の管理] を選択します。[ディレクトリ ACL の管理] ダイアログボックスが開きます。

5. [このディレクトリにアクセスできるユーザー] で、[ユーザー] アイコンをクリックします。ディレクトリへのアクセスを許可する名前ごとに、次の手順を実行します。

6. アクセスリストの定義が終わったら、[OK] をクリックします。

7. 再び [OK] をクリックします。小さな鍵の付いたディレクトリのアイコンが表示されます。

データディレクトリのアクセスリストを変更または削除する

手順

1. サーバーに対してデータベース管理者以上のアクセス権が設定されていることを確認します。

2. Domino Administrator で、[ファイル] タブをクリックします。

3. 変更する ACL のあるディレクトリを選択します。ディレクトリのアイコンには、小さな鍵が表示されています。

4. ツールペインで、[フォルダ] -> [ACL の管理] を選択します。[ディレクトリ ACL の管理] ダイアログボックスが開きます。

5. 次のいずれかを実行します。

6. [OK] をクリックして変更内容を保存します。

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