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IBM Domino のオンディスク構造
このリリースの IBM Domino では、オンディスク構造 (ODS) 51 ファイル形式がサポートされます。

このタスクについて

最新レベルの ODS は、I/O、フォルダの最適化、圧縮、添付ファイルの統合が向上しています。IBM Domino は、以前のレベルの ODS を使用したデータベースを検出した場合でも、コピー圧縮を使用して現在のレベルの ODS に自動的に変換することはしません。 ただし、このリリースの IBM Domino では、管理者が、複数の方法を使用して、既存のデータベースを現在の ODS レベルにアップグレードすることができます。

重要度の高くないほとんどのデータベースについては、バックグラウンドプロセスで ODS アップグレードが実行され、クライアントユーザーはデータベースのアップグレード中にそのデータベースを使用できません。アップグレードが試行された時点で使用中であった重要度の高いデータベースに対しては、そのデータベースが次に開かれるとき (通常はクライアントの再起動時) に ODS アップグレードが実行されます。

バージョン固有の情報については、IBM Domino のシステム要件の関連トピックを参照してください。

Domino サーバーの既存データベースを現在の ODS レベルにアップグレードする

手順

1. Domino サーバーで、NOTES.INI ファイルを編集します。

2. 設定 NSF_UpdateODS=1 を追加します。


クライアントマシンの既存のデータベースを現在の ODS レベルにアップグレードする

このタスクについて

ポリシーの影響を受けるクライアントマシン上のすべてのローカルデータベースを現在のレベルにアップグレードするデスクトップポリシー設定を指定できます。

注: ポリシーを使用できない場合は、代わりに NOTES.INI パラメータを使用して、クライアントマシン上のローカルデータベースをアップグレードできます。

手順

1. デスクトップポリシー設定文書を作成または編集します。

2. [メール] タブの [クライアント設定] で、[すべてのローカル NSF の最新の ODS バージョンへのアップグレードを有効にする] を指定します。

単一のデータベースの ODS レベルを 1 つ戻す

このタスクについて

単一のデータベースの ODS レベルを 1 つ戻すには、compact -r コマンドを次のように使用します。

compact -r <database name>

関連概念
NOTES.INI ファイルを編集する

関連タスク
Domino サーバーのインストールと設定を準備する
デスクトップ設定文書を作成する

関連情報
IBM Domino のシステム要件