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POP3 クライアントソフトウェアを設定する
POP3 サービスを実行するように IBM Domino® サーバーを設定すると、ユーザーは Domino サーバーにある自分のメールファイルに POP3 メールクライアントからアクセスできるようになります。POP3 サービスでは、IBM Notes POP3 クライアント、Microsoft™ Outlook、Outlook Express®、Qualcomm Eudora などの POP3 準拠のクライアントがすべてサポートされます。

POP3 クライアントソフトウェア設定の要件は製品によって異なります。

表 1. POP3 クライアントの一般要件
フィールド説明
メール受信 (POP3) サーバーDomino POP3 サーバーの完全修飾ホスト名です。
メール送信 (SMTP) サーバーSMTP を実行しているサーバーの完全修飾ホスト名で、ユーザーはこのホスト名宛てにイントラネットまたはインターネットの受信者宛てのメールを送信できます。SMTP サーバーは、POP3 サービスを実行する Domino サーバー、別の Domino サーバー、IBM Domino 以外の SMTP サーバーのいずれかです。
アウトバウンドメールを送信するために必要な認証設定された SMTP サーバーでユーザーが送信メッセージを送信する前に名前とパスワードを入力する必要があるかどうかを指定します。
アカウント/ログイン名Domino サーバーによるユーザー認証に使用される名前です。ユーザー名の有効な値は、サーバー文書の [インターネット認証] フィールドの設定によって異なります。
  • サーバーが [弱いセキュリティと複数の名前のバリエーション] を使用するよう設定されている場合、Domino ディレクトリ内で一意である限り、ユーザーは、たとえば JCorrer のように、ユーザー文書の [名]、[姓]、[ユーザー名]、[短縮名/UserID] の各フィールドのいずれかのエントリと一致するログイン名を入力できます。
  • サーバーが、[強いセキュリティで少ない名前のバリエーション] を使用するよう設定されている場合、ユーザーのログイン名は、たとえば Samantha Daryn/RENOVATIONS のように、ユーザー文書の [ユーザー名] フィールドのエントリと一致する必要があります。
パスワードユーザーのユーザー文書に指定されるインターネットパスワードです。
クライアントがメールファイルをローカルにコピーした後で、POP3 サービスのメールファイルを自動的に削除するデフォルトでは、メッセージをサーバーからダウンロードする場合、ほとんどの POP3 クライアントはディスク容量を節約するためにサーバーのコピーを削除します。IBM Notes クライアントと POP3 クライアントの両方からメールを読み込むユーザーの場合、POP3 クライアントがサーバーにメッセージを残すよう設定されていることを確認してください。
POP3 クライアントは 5 分以上の間隔をおいてメールをチェックするPOP3 クライアントがメールをチェックする頻度を指定します。クライアントが頻繁にメールをチェックすると、サーバーのパフォーマンスが低下する可能性があります。
電子メールアドレス。ユーザーのユーザー文書に指定されるインターネットアドレスです。

関連タスク
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