計画


NetBIOS でのサーバー名からアドレスへの名前解決
NetBIOS を実行している IBM Notes® ワークステーションまたは IBM Domino サーバーから Domino サーバーへの接続を試みると、接続元のシステムから NetBIOS ネームサービスに接続先サーバーの共通名が渡されます。NetBIOS ネームサービスは、この名前と関連するネットワークアドレスを NetBIOS ネットワーク上にブロードキャストします。

Notes ネームサービスが NetBIOS ネームサービスなどの名前解決サービスと連動する方法については、関連リンクの「NRPC でサーバー名をネットワークアドレスに名前解決する」を参照してください。

Notes ネームサービスを NetBIOS のネームサービスと一緒に使用する場合、接続先サーバーの NetBIOS 名を参照できるのは、接続先の Domino サーバーと同じ NetBIOS トランスポートプロトコルを使用している Notes または Domino システムだけです。Notes または Domino システムに、NetBIOS トランスポートプロトコルが有効になっている NIC が複数ある場合、接続先サーバーの名前を参照できるのは、接続先サーバーと同じ LANA がバインドされている NetBIOS だけです。

Domino サーバーに対してどの物理アドレスが登録されるかは、トランスポートプロトコルによって異なります。


NetBIOS の名前解決を成功させる方法

NetBIOS のブロードキャスト範囲は限られているため、接続先サーバーの物理アドレスを指定した接続文書を作成しなければならない場合もあります。この方法は、ネットワークパスで指定の下位トランスポートプロトコルを使用できる限り有効です。

NetBIOS over TCP/IP の場合は、次のいずれかの方法も実行できます。


注: NetBIOS の名前空間は、TCP/IP の場合も含め、階層がありません。クライアントが同じ DNS ドメインレベルにいない場合は、名前によるアクセスができないことがあります。

NetBIOS で Domino サーバーに名前を付ける

NetBIOS 名は 15 文字以内に制限されています。Domino サーバーの共通名が 15 文字を超えると、NetBIOS は名前を切り捨てます。

注: サーバー名が Microsoft™ Windows™ システムの NetBIOS 名と同じである場合、Domino サーバー名の解決に悪影響を及ぼすことがあります。

システムファイルのリモート管理を複雑にせずにこの問題を解消するには、次の手順を実行します。


関連概念
NetBIOS ネットワークの計画

関連タスク
NRPC でサーバー名をネットワークアドレスに名前解決する