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このタスクについて
注: Domino サーバーのアップグレードの失敗または Domino サーバーの完全な再インストールからの復旧のために、次の手順を実行することをお勧めします。これらの手順は、IBM Domino サーバーのインストーラによってインストールされたコンポーネントにのみ関連します。データディレクトリ構造に保存するデータは、保護する必要があります。また、バイナリディレクトリに保存されたログがある場合、または他の製品がインストールされていて、このディレクトリにあるファイルを参照している場合は、これらのファイルのバックアップが必要になる場合があります。
Domino サーバーを再インストールしている場合は、Domino サーバーのフルインストールを実行して、インストール先を物理的なサーバー上の前にインストールされていた Domino ディレクトリに指定します。この方法では、既存のシステムファイルは上書きされず、インストールファイルによりすべての関連情報が既存の NOTES.INI ファイルから取得されるため、最初のサーバー設定を実行する必要がありません。また、Domino ディレクトリも上書きされないため、サーバーが再起動されると、何も変更されなかったかのように動作し続けます。サーバーの起動は継続され、前の設定すべてがそのままの状態で残ります。
Directory=d:¥Domino¥Data
NotesProgram=d:¥Domino
注: 新規コンピュータへのサーバーの移動時にサーバーの名前を変更する場合は、ユーザーが該当の変更を自分のロケーション文書に対して行うように通知でき、またユーザーに代わってその変更を行うこともできます。
1. 再構築または再インストールされるサーバーへの複製とメール配信をオフにします。
2. 元の Domino サーバーの完全なバックアップを作成します。プログラムディレクトリの場所は、NOTES.INI 設定の NotesProgram= で指定されています。
3. 新規サーバーに ¥domino と ¥domino¥data ディレクトリを作成します。
4. すべてのデータファイルを古いコンピュータから新しいコンピュータ上の適切な場所に移動します。データディレクトリの場所は、NOTES.INI 設定の Directory= で指定されています。データファイルには、以下のものが含まれます。
注: CERTLOG.NSF がセキュリティの目的とユーザー保守に使用されるため、このファイルをコピーすることが重要です。
6. 元の Domino サーバー上で作成された他のすべてのデータベースも移動します。
7. Domino サーバーソフトウェアを Domino サーバーのインストールガイドに記載された指示に従って新規コンピュータにインストールします。
注: Microsoft Windows プラットフォームでは、¥domino と ¥domino¥data をインストールディレクトリとして使用します。(サーバーをアップグレードしていて、同時にサーバーをあるコンピュータから別のコンピュータへ移動している場合は、新しいサーバーソフトウェアをインストールします。)
9. 新しいサーバーをシャットダウンします。
10. 新しい Domino サーバーにそのすべてのファイルを配置したら、古いサーバーと同じ名前の新しいサーバーを起動する前に、古い Domino サーバーをシャットダウンします。古いサーバーの IP アドレスを新しいサーバーに設定した後、新しいサーバーをネットワークに接続します。
11. 新しいコンピュータ上の Domino サーバーを起動します。
関連概念 サーバーを管理する
関連情報 Best practices for database maintenance