管理
階層付きユーザー名の移動
トリガ: [アクション] -> [選択したユーザーの名前の変更] を選択し、[新規認証者への移動要求] を選択したときか、IBM Domino Administrator のツールペインで [ユーザー] -> [名前の変更] を選択したとき。
実行場所: [アクション] -> [択エントリによる階層名変更] を選択したサーバー。
実行タイミング: システム管理要求データベースの [ユーザーの移動] ビューで [アクション] -> [選択エントリによる階層名変更] を選択してユーザー名を別の階層に移動したとき。
結果: 移動が承認され、[Domino ディレクトリの変更] 要求が発行されます。
Domino ディレクトリでの名前変更の開始
トリガ: 名前変更アクションを選択したとき。
実行場所: Domino ディレクトリのシステム管理サーバー。
実行のタイミング: サーバー文書の [Administration Process] タブの [間隔] の設定に従います。
結果:新しい名前、証明書、変更要求がユーザーのユーザー文書に追加されます。 次回のサーバー認証時に新しい名前を受け入れるよう求められます。
注: デフォルトでは、次回のサーバー認証時に新しい名前が自動的に受け入れられます。
IBM Domino ディレクトリのユーザー名の変更
トリガ: ユーザーがサーバーにアクセスし、新しい名前を受け入れたとき。
結果: Domino ディレクトリのユーザー自身のユーザー文書とグループでユーザー名が更新されます。 [ユーザー文書の名前変更] と [未読リストのユーザー名の変更] のシステム管理要求が通知されます。
ユーザー文書の変更
トリガ: [Domino ディレクトリのユーザー名の変更] 要求の完了。
実行のタイミング: サーバー文書の [Administration Process] タブの [一日一回実行する時刻] の設定に従います。
結果: ユーザー自身のユーザー文書を除く、Domino ディレクトリのユーザー文書でユーザー名が更新されます。 例えば、ユーザーが管理者である場合、そのユーザー名が別のユーザーのユーザー文書の [所有者] または [管理者] フィールドに表示されます。
未読リストのユーザー名の変更
実行場所: ドメイン内の各サーバー。
結果: ドメインの各サーバーによって、サーバー上のデータベースがすべて調べられ、未読リストのユーザー名が更新されます。
アクセス制御リストでサーバー名を変更する
結果: ドメインの各サーバーによって、それぞれのサーバーがシステム管理サーバーとなるデータベースの ACL でユーザーの名前が更新されます。Domino 6 の場合は、共有しているフォルダ、ビュー、エージェント、フォームの名前も更新されます。
設計要素の名前変更
トリガ: Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで [アクセス制御リストの名前の変更] 要求が完了したとき。
実行のタイミング: サーバー文書の [サーバータスク] -- [Administration Process] タブの [遅延要求の設定] 設定に従います。
結果: ドメインの各サーバーによって、それぞれのサーバーがシステム管理サーバーとなるデータベースの共有された設計要素でユーザーの名前が更新されます。プライベート設計要素の名前は変更されません。
空き時間データベースのユーザー名の変更
実行場所: ユーザーのホームサーバー。
実行のタイミング: 即時
結果: カレンダーとスケジュールの空き時間情報データベースにあるユーザー名が変更されます。
メールファイルのカレンダーエントリとプロフィールのユーザー名の変更
トリガ: [空き時間データベースのユーザー名の変更] 要求が完了したとき。
結果: メールファイルのカレンダープロフィールと予定文書にあるユーザー名が変更されます。ユーザーの共通名が変更される場合、共通名がメールファイルのタイトルに使用されていれば、メールファイルのタイトルも新しい名前に合わせて変更されます。将来の会議招集の [議長] フィールドに名前が存在する場合は、その名前も変更されます。
拡張されたメールファイルのカレンダーエントリとプロフィールのユーザー名の変更
注: この要求により、カレンダーでの名前変更プロパティを管理するためにクライアントユーザーが [すべての名前フィールドを更新する] ACL 設定を有効にする必要がなくなります。その ACL 設定はもう不要で、それに対してユーザーが加えた変更は無視されます。
読者/作成者フィールドの変更
トリガ: Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで [ユーザー文書の変更] 要求が完了したとき。
実行のタイミング: サーバー文書の [Administration Process] タブの [遅延要求の設定] に従います。
結果: ドメインの各サーバーによって、データベースの読者フィールドと作成者フィールドのユーザー名が更新されます。そのサーバー自体がデータベースのシステム管理サーバーであり、ACL の詳細オプションで [すべての読者フィールドと作成者フィールドを更新する] が選択されているサーバーで実行されます。
古い変更要求を削除する
トリガ: ユーザーが新規の名前を承認できる有効期限が切れたとき。デフォルトでは 21 日。ユーザー名の変更時に有効期限を変更できます。
結果: システム管理プロセスによって、ユーザー文書の [変更要求] フィールドから [処理待ち] という単語が削除されます。
ユーザー名を変更する要求のタイミング
表 1. タイミングのオプション
実行時刻
関連概念 ユーザーを管理する システム管理プロセス要求
関連資料 ユーザー名を変更する - 名前変更が拒否された場合 ユーザー名を変更する - ドメイン間のシステム管理要求 Web ユーザーの名前を変更する ユーザー名変更要求の承認