IBM Domino 9.0.1 Social Edition Administrator ヘルプ

設定

IBM Notes ローミングユーザーの登録を実行する
IBM Domino Administrator で、詳細 IBM Notes ユーザー登録を使用して、IBM Notes ユーザーを登録します。次に、このトピックの説明に従って、ユーザーのローミングサーバーとその他の詳細を指定し、登録を完了します。

手順

1. IBM Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

2. サーバーペインで、動作元のサーバーを選択します。

3. [Domino ディレクトリ] を選択して、[ユーザー] をクリックします。

4. [ツール] ペインで、[ユーザー] -> [登録] をクリックします。現在使用している認証者のパスワードを入力します。

5. [基本] タブで [ローミングを有効にする] と [このユーザー用に Notes ID を作成] をクリックして、ローミングユーザーを登録するために使用するローミングフィールドを表示します。

6. [詳細] オプションを有効にします。

7. [ローミング] タブを選択します。

8. 次のオプションのいずれかを選択してください。

[メールサーバーにローミングユーザーファイルを置く] - クリックすると、ユーザーのローミング情報がメール用のサーバーに格納されます。このオプションを選択すると、ローミングサーバーのデフォルト値は、ユーザーのメールサーバーになります。
[ローミングサーバー] - クリックすると、[ローミングユーザーのファイルサーバーの選択] ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、ユーザーのローミング情報を格納するサーバーを指定します。

次のフィールドに必要な情報を設定します。

表 1. [ローミングユーザー] の登録フィールドと説明

フィールド 説明

[パーソナルローミングフォルダ] ユーザーのローミング情報を含むサブディレクトリ。デフォルトでは、このディレクトリの名前は「Roaming」になります。

[サブフォルダ名の形式] ローミングサーバーのローミング用サブディレクトリの命名方法。これによって各ユーザーのデフォルトの個人ローミングフォルダが決定されます。

バックグラウンドでローミングファイルの作成ローミングファイルを作成するタイミングを選択します。[バックグラウンドでローミングファイルの作成] オプションを選択すると、システム管理プロセスを次に実行するときにファイルを作成するため、ユーザー登録プロセスで時間を節約できます

ローミングレプリカこのボタンをクリックすると、[ローミングファイルレプリカの作成オプション] ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでユーザーのローミングデータベースのレプリカを作成するサーバーを指定できます。このオプションはクラスタサーバーのみに適用されます。
注: Domino サーバーローミングの場合、ローミング複製サーバーはこのフォームで指定できます。ファイルサーバーローミングの場合、ローミング複製はサポートされません。

クリーンアップオプションユーザーのディレクトリ内にあるすべてのデータベースを削除します。
注: クリーンアップが実行されるのは、マルチユーザーインストールとして IBM Notes がインストールされたコンピュータだけです。通常、クリーンアップはキオスクスタイルの導入で使用されます。ユーザーがクリーンアップ後もデータを保持する必要がある場合は、主に使用するコンピュータにシングルユーザーバージョンのクライアントをインストールしていることが前提となります。
次のオプションのいずれかを選択してください。

[クリーンアップしない] (デフォルト)ユーザーのローミング先の IBM Notes クライアントからローミングユーザーデータを削除しません。
[定期的に削除][クリーンアップ間隔 N 日] フィールドを有効にします。このフィールドでは、ローミングユーザーデータを IBM Notes クライアントから削除するまでの日数を指定します。
[Notes をシャットダウンして削除]IBM Notes のシャットダウン時に、ローミングユーザーデータを IBM Notes クライアントから削除します。
[ユーザー確認] - ユーザーがクライアントからログオフするときに、自分の個人ファイルをクリーンアップするかどうかを確認するダイアログボックスを表示します。ユーザーが [はい] を選択すると、そのクライアントのデータディレクトリが削除されます。[いいえ] を選択すると、次回もデータを削除するかどうかを尋ねるプロンプトをクライアントに表示するかどうかが尋ねられます。[いいえ] を選択すると、プロンプトは次回から表示されなくなります。[はい] を選択すると、次回そのワークステーション上の IBM Notes を終了する際に、再度プロンプトが表示されます。

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フィールド	説明
[パーソナルローミングフォルダ]	ユーザーのローミング情報を含むサブディレクトリ。デフォルトでは、このディレクトリの名前は「Roaming」になります。
[サブフォルダ名の形式]	ローミングサーバーのローミング用サブディレクトリの命名方法。これによって各ユーザーのデフォルトの個人ローミングフォルダが決定されます。
バックグラウンドでローミングファイルの作成	ローミングファイルを作成するタイミングを選択します。[バックグラウンドでローミングファイルの作成] オプションを選択すると、システム管理プロセスを次に実行するときにファイルを作成するため、ユーザー登録プロセスで時間を節約できます
ローミングレプリカ	このボタンをクリックすると、[ローミングファイルレプリカの作成オプション] ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでユーザーのローミングデータベースのレプリカを作成するサーバーを指定できます。このオプションはクラスタサーバーのみに適用されます。注: Domino サーバーローミングの場合、ローミング複製サーバーはこのフォームで指定できます。ファイルサーバーローミングの場合、ローミング複製はサポートされません。
クリーンアップオプション	ユーザーのディレクトリ内にあるすべてのデータベースを削除します。注: クリーンアップが実行されるのは、マルチユーザーインストールとして IBM Notes がインストールされたコンピュータだけです。通常、クリーンアップはキオスクスタイルの導入で使用されます。ユーザーがクリーンアップ後もデータを保持する必要がある場合は、主に使用するコンピュータにシングルユーザーバージョンのクライアントをインストールしていることが前提となります。次のオプションのいずれかを選択してください。 [クリーンアップしない] (デフォルト)ユーザーのローミング先の IBM Notes クライアントからローミングユーザーデータを削除しません。 [定期的に削除][クリーンアップ間隔 N 日] フィールドを有効にします。このフィールドでは、ローミングユーザーデータを IBM Notes クライアントから削除するまでの日数を指定します。 [Notes をシャットダウンして削除]IBM Notes のシャットダウン時に、ローミングユーザーデータを IBM Notes クライアントから削除します。 [ユーザー確認] - ユーザーがクライアントからログオフするときに、自分の個人ファイルをクリーンアップするかどうかを確認するダイアログボックスを表示します。ユーザーが [はい] を選択すると、そのクライアントのデータディレクトリが削除されます。[いいえ] を選択すると、次回もデータを削除するかどうかを尋ねるプロンプトをクライアントに表示するかどうかが尋ねられます。[いいえ] を選択すると、プロンプトは次回から表示されなくなります。[はい] を選択すると、次回そのワークステーション上の IBM Notes を終了する際に、再度プロンプトが表示されます。