保護


ボールトから ID ファイルを抽出する
ボールトデータベースの ACL で「監査人」ロールを割り当てられているボールト管理者は、ボールトから ID を抽出して暗号化されたユーザーデータにアクセスすることができます。ID のコピーは、抽出後もボールトに保存されます。

手順

1. Domino Administrator の [ユーザーとグループ] タブを開き、ID を抽出するユーザーのユーザー文書を選択します。非アクティブなユーザーの ID の場合、次のいずれかの名前を選択してください。

2. [ツール] -> [ID ボールト] -> [ボールトから ID を抽出] をクリックします。

3. 非アクティブなユーザーの ID の場合、ユーザーの階層名を入力します。

4. ユーザー ID が格納されているボールトの名前が空欄になっている場合は入力してください。ユーザーの有効なポリシーに記述されている場合は、ボールト名が入力された状態で表示されます。

5. [OK] をクリックします。

6. ID ファイルのコピーを格納するローカルファイルの場所を指定します。

7. 新しいパスワードの入力画面が表示された場合は、新しいパスワードを指定します。

タスクの結果

セキュリティ設定の [Notes ID のパスワードのチェック] が無効になっている場合、監査人は抽出された ID ファイルを使用して、サーバー上のユーザーのアプリケーションにアクセスすることができます。この設定が有効になっている場合、監査人はローカルにあるクライアントベースのアプリケーションのコピーにアクセスする必要があります。これは、抽出された ID のパスワードがユーザーのコピーのパスワードと一致しないためです。

NOTES.INI 設定の SECURE_DISABLE_AUDITOR=1 を使用して、「監査人」ロール機能を無効にすることができます。notes.ini ファイルは、サーバー上で直接編集する必要があります。NOTES.INI ファイルは、サーバー上で直接編集する必要があります。

関連概念
ID ボールト管理ロール
ID ボールトにあるユーザー ID を管理する

関連タスク
パスワードの照合を設定する