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メールのアーカイブとポリシーを理解する
管理者は、ポリシーを使用してメールファイルのアーカイブを中央から制御できます。メールファイルをアーカイブすると、古くなったり、使用されなくなった文書をアーカイブデータベースに保存することによって、ディスク領域が解放され、メールデータベースのパフォーマンスが向上します。

メールアーカイブデータベースは、Notes データベースであり、他の Notes データベースと同じようにアクセスできます。 ユーザーのメールアーカイブのビューはメールファイルのビューをミラーリングするため、メールをアーカイブするときに存在していたフォルダはすべてそれに含まれます。このため、ユーザーはアーカイブデータベースの中から、アーカイブされたメッセージを簡単に検索、取得できます。

アーカイブポリシー設定を使用して、メールファイルの文書保存ポリシーを定義することもできます。文書保存ポリシーを使用して古い文書の条件を定義し、条件に合った文書をアーカイブせずにメールデータベースから単純に削除できます。

ポリシーにアーカイブポリシー設定を含めなくても、IBM Notes ユーザーはメールファイルのアーカイブ設定を使用してメールファイルをアーカイブできます。

メールファイルのアーカイブは、文書選択、アーカイブデータベースへのファイルのコピー、メールファイルのクリーンアップという 3 段階のプロセスで行われます。


ここで示される情報は、Notes クライアントに適用されます。IBM iNotes® のポリシーを使用したアーカイブのセットアップの詳細については、関連情報の IBM iNotes Administration 製品資料を参照してください。

クライアントベースのアーカイブとサーバーベースのアーカイブ

ポリシーを使用してアーカイブを管理する場合、サーバーベースのアーカイブかクライアントベースのアーカイブを使用できます。どちらの場合でも、サーバーにアーカイブできます。サーバーベース、クライアントベースとは、アーカイブプロセスが発生する場所、つまりサーバーで開始するかクライアントで開始するかを意味します。サーバーでアーカイブするときは、プログラム文書を作成して Compact サーバータスクを実行します。ただし、クライアントベースのアーカイブを行う場合、クライアントが起動されていないと文書をアーカイブできません。クライアントが起動されていないときにアーカイブをスケジュールしても、アーカイブは行われません。メールファイルは、次の場所にアーカイブできます。


メールファイルのアーカイブを管理するためのポリシーの使用例

Renovations のシステム管理者は、以下のようなメールファイルのアーカイブの問題があるために、ポリシーベースのアーカイブがあることを知って安心しました。


Renovations のアーカイブの問題を解決するため、システム管理者は、以下のアーカイブポリシー設定を使用し、組織ポリシーを介してユーザー全員に適用します。
関連概念
メールアーカイブ条件とアーカイブデータベースを理解する

関連タスク
プログラム文書を使用して圧縮を実行する
アーカイブポリシー設定文書を作成する
ポリシー文書を作成する

関連情報
IBM iNotes Administration 製品資料