管理


複製と保存の競合
複数のユーザーが、同時にデータベースの 1 つのコピーで同じ文書を編集したり、複製と複製の合間に別々のレプリカで同じ文書を編集する場合があります。この状況が発生すると、IBM Domino により 1 回の編集セッションの結果がメインの文書に保存され、その後で行われた編集セッションの結果が返答文書として保存されます。これらの返答文書には、[複製または競合の保存] というタイトルが付きます。

Domino では、各文書編集セッションの日時を記録する [$Revisions] フィールドを使用して、メインの文書にする文書と返答文書にする文書が判断されます。

複製の競合

複数のユーザーが、複製と複製の合間に同じ文書を編集し、変更内容を別々のレプリカに保存すると、複製の競合が発生します。Domino で編集セッションが保存される方法は、次の規則によって決まります。


保存の競合

複数のユーザーが同時に同じサーバーの同じ文書を開き、編集すると、別々のフィールドを編集した場合でも、保存の競合が発生します。この状況が発生すると、初めに保存された文書がメインの文書になります。2 番目の文書を保存しようとすると、ダイアログボックスにユーザーが競合文書を保存しようとしていることが表示され、保存すると、この文書は複製と保存の競合文書になります。

注: ACL や設計を変更しても複製や保存の競合は発生しません。最後に行われた変更が必ず有効になります。

複製や保存の競合を防止する

次の方法を使用すると、複製や保存で競合を起きにくくするか、まったく起こらなくすることができます。

データベース設計者は、以下の方法を実行できます。


データベース管理者は、以下の方法を実行できます。
フォームの設計と LotusScript® の使用の詳細については、IBM® Domino Designer 9.0.1 Social Edition ヘルプを参照してください。

関連概念
データベースの複製をモニターする

関連タスク
複製や保存の競合を解消する
データベース ACL を設定する

関連情報
文書をロックする