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特定のデータベースに対してクラスタ複製を無効にする
クラスタ内のすべてのデータベースは自動的にリアルタイムで複製されるように設定されているため、レプリカは常に同期されています。ただし、リアルタイムの複製が必要なのは、常にデータが同期している必要のあるデータベースだけです。それ以外のデータベースに対しては、クラスタ複製を無効にすることができます。

手順

1. IBM Domino Administrator のサーバーペイン、あるいは Web サーバー管理クライアントで、[すべてのサーバー] または [クラスタ] のいずれかを展開します。

2. クラスタのサーバーを選択します。

3. [ファイル] タブをクリックします。

4. タスクペインで、[Cluster Directory] を展開します。

5. 次の 4 つのビューのいずれか 1 つをクリックします。


6. 結果ペインで、クラスタ複製を無効にするデータベースを選択します。

7. 次のいずれかを実行します。

タスクの結果

クラスタ複製が無効になっているデータベースは、クラスタデータベースディレクトリ内で「X」のフラグが付けられます。

データベースのクラスタ複製を無効にしても、実行されなくなるのはそのデータベースからクラスタにある他のサーバーへの変更内容の複製のみです。他のクラスタサーバーからそのデータベースへの複製は実行されます。クラスタ複製を無効にしても、標準複製に影響はありません。

注: 特定のデータベースに対してクラスタ複製を再度有効にするには、手順 7 において、IBM Domino Administrator で[ツール] -> [選択したデータベースでクラスタ複製を有効にする (Enable Cluster Replication on Selected Databases)] をクリックするか、Web サーバー管理クライアントで [ツール] -> [複製を有効にする] をクリックします。

特定のデータベースに対するクラスタ複製を無効にするエージェントを作成する

このタスクについて

特定のデータベースに対してクラスタ複製を無効にするもう 1 つの方法として、エージェントの作成があります。

手順

1. クラスタ内の任意のサーバーで、クラスタデータベースディレクトリ (CLDBDIR.NSF) を開きます。

2. [作成] -> [エージェント] を選択します。

3. [エージェントのプロパティ] インフォボックスの [名前] フィールドに、エージェント名を入力します。

4. [オプション] セクションで、エージェントの使用者に応じて [共有] または [非公開] を選択します。

5. [実行] セクションの [トリガ] フィールドで、[イベント] を選択します。

6. トリガイベントとして [アクションメニューから手動で] を選択します。

7. [ターゲット] フィールドで、[すべての選択文書] を選択します。

8. [エージェントのプロパティ] インフォボックスの [セキュリティ] タブをクリックして、必要なセキュリティオプションを指定します。

9. [エージェントのプロパティ] インフォボックスを閉じます。

10. プログラマのペインで [アクションの追加] をクリックします。

11. [アクション] フィールドで、[フィールドの更新] を選択します。

12. [変更方法] フィールドで、[置換] を選択します。

13. [フィールドの値] フィールドで、[ClusterReplicate] をクリックします。

14. [新しい値] フィールドに、0 (ゼロ) を入力します。

15. [追加] をクリックします。

16. [ファイル] -> [保存] を選択してエージェントを保存します。

特定のデータベースに対するクラスタ複製を再度有効にするエージェントを作成する

このタスクについて

特定のデータベースでクラスタ複製を無効にするエージェントを作成する場合は、同じデータベースでクラスタ複製を再度有効にするエージェントも作成する必要があります。このエージェントを作成するには、次の手順を除き、前述の手順を実行してください。


エージェントを実行する

手順

1. クラスタデータベースディレクトリを開きます。

2. クラスタ複製を無効にするデータベース、またはクラスタ複製を有効にするデータベースを選択します。

3. [アクション] メニューから、適切なエージェント名を選択します。