設定


クラスタでローミングサーバーを設定する
IBM Notes ローミングユーザーをサポートするようにサーバーのクラスタを設定します。各ユーザーのローミングファイルのレプリカが、クラスタ内で少なくとも 2 つのローミングサーバーに存在するようにします。ユーザーがアクセスしようとするローミングファイルのあるサーバーが使用できない場合、IBM Domino はユーザーのローミングファイルのレプリカを持つ別のクラスタサーバーにフェイルオーバーします。

このタスクについて

新規ユーザーの登録に IBM Domino Administrator を使用する場合は、登録の際にそれらのユーザーをクラスタでのローミングに設定できます。また、既存のユーザーをクラスタでのローミングにアップグレードすることもできます。

新規ユーザーの登録に Web サーバー管理クライアントを使用する場合は、それらのユーザーをローミングに設定できますが、クラスタでのローミングには設定できません。新規ユーザーをクラスタでのローミングに設定するには、それらユーザーをローミングユーザーとして登録し、必要なクラスタサーバーすべてにローミングファイルのレプリカを手動で作成します。

Web サーバー管理クライアントを使用してユーザーをローミング設定することはできません。

新規ユーザーをクラスタでのローミングに設定する

手順

1. IBM Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

2. ツールペインで [ユーザー] を展開し、[登録] をクリックします。

3. [認証者の選択] ダイアログボックスで認証者を選択し、[OK] をクリックします。

4. [ユーザー登録 -- 新規登録] ダイアログボックスで、[ローミングを有効にする] を選択し、[このユーザー用に Notes ID を作成] を選択します。

5. [詳細] を選択して、[ローミング] タブをクリックします。

6. [ローミングサーバー] オプションを有効にして、[ローミングサーバー] をクリックします。

7. ローミングサーバーにするサーバーを選択して [OK] をクリックします。

8. [ローミングレプリカ] をクリックします。

9. [ローミングファイルレプリカの作成] を選択します。ローミングサーバーと同じクラスタに、サーバーのリストが表示されます。

10. 次のいずれかを実行します。

11. オプション: [レプリカをバックグラウンドで作成] を選択します。

12. [OK] をクリックして、[ローミング] タブの他のフィールドを設定します。

13. オプション: このユーザーのレプリカを作成するには、ユーザー登録時にクラスタにメールのレプリカを作成する手順に従います。

14. 残りのユーザー登録を完了します。

既存のユーザーをクラスタでのローミングに設定する

手順

1. IBM Domino Administrator で、[ユーザーとグループ] タブをクリックします。

2. タスクペインで [ユーザー] をクリックします。

3. 結果ペインで、ローミング機能を設定するユーザーを選択します。

4. ツールペインで [ユーザー] を展開し、[ローミング] をクリックします。

5. [ユーザーローミングファイルをどこに保存しますか?] セクションで、[ローミングサーバー] オプションを有効にして、[ローミングサーバー] をクリックします。

6. クラスタサーバーをローミングサーバーとして指定します。クラスタ内のすべてのサーバーのリストが表示されます。

7. レプリカを受け取る追加サーバーを選択して、[OK] をクリックします。

8. ローミング用にユーザーをアップグレードするときに使用するフィールドを入力して、[OK] をクリックします。

関連概念
クラスタの設定

関連タスク
ユーザー登録でクラスタにメールデータベースのレプリカを作成する