設定
このタスクについて
ポリシーの影響を受けるユーザーの場合は、ポリシーを使用して管理対象レプリカを有効にすることができます。
ポリシーに影響されないユーザーも管理対象メールレプリカを使用できますが、設定は、NOTES.INI ファイルに指定された値を使用して、自分のローカルマシンで行う必要があります。 この方式は推奨されません。
どちらの方式でも、情報は Notes Dynamic Client Configuration ツール (DynConfig) でサンプリングされ、ユーザーのデスクトップとレプリケータにローカルレプリカが作成および追加されます。 その後、ファイルの初期複製 (ビルド) がトリガされます。
手順
1. デスクトップ設定ポリシー文書で、[ローカルメールファイル] の以下のオプションから 1 つを選択します。
ヒント: 組織内の管理対象レプリカについて問題のトラブルシューティングを行う必要がある場合は、このデフォルト設定に戻すことができます。
注: 削除は、最後の複製が行われてメールファイルが IBM Notes や Domino Administrator クライアントのいずれでも開かれなくなった後でのみ行われます。
この設定の値が 0 より大きい場合、クライアントは、メールの送信にローカル送信メールボックスを使用し、クライアントレプリケータは、定期的にメッセージをローカルメールボックスからサーバーのメールボックスに転送します。
特に管理対象レプリカを使用している場合は、ローカルメールボックスに配信されるとすぐにメッセージをサーバーに転送するために、1 を入力することをお勧めします。
この日数を経過しても変更されていない文書は、切り捨てられます。
この設定は、新規管理対象レプリカが作成された場合にのみ適用されます。これは、既存の管理対象レプリカや既存の非管理対象 (ローカル) レプリカには影響しません。
文書を管理対象レプリカのままにする期間を制御するには、日数 (たとえば 180) を入力します。 デフォルトは、すべての文書を時間を制限せずに保持します。180 日を指定した場合、ユーザーがメッセージを保持できる有効期間はおよそ 6 カ月です。
注: この設定は管理対象レプリカのみに適用されます。 ローカルの非管理対象レプリカでは、Notes クライアントプリファレンスでユーザーが選択レプリカ用に選択した設定が引き続き使用されます。
デフォルトは 0 MB で、クライアントレプリケータは、ユーザーが保有するスペースの量とは無関係に管理対象レプリカを作成しようとします。 レプリカを作成するための十分なスペースがない場合は、管理者に対して問題の発生を通知するエラーが log.nsf に追加され、管理対象レプリカは作成されません。
ヒント: スペースの数値は、ユーザーが保有する管理対象レプリカがローカルの使用可能なストレージに対して大きすぎると予想される場合にのみ指定してください。これは、次の 2 つのフィールドを設定した結果と考えられます。
値は KB 単位で入力してください。
デフォルトは 0 KB です。
注: より大きい値を入力すると、管理対象レプリカの作成時間が長くなりますが、ユーザーが即時に参照できるメールメッセージは多くなります。
ヒント: この設定により、管理対象メールレプリカが占めるスペースが大きくなるため、この設定では、[キャッシュを作成する前に必要な空き容量] の値を設定することをお勧めします。
注: より大きい値を入力すると、管理対象レプリカの作成時間が長くなりますが、ユーザーが参照できるメールメッセージの添付は多くなります。
管理対象メールレプリカのパフォーマンスを最速にするためには、[添付を除外して文書を有効にする] を選択します。 この設定により、ユーザーが管理対象レプリカでメッセージを開くと、メッセージのリッチテキスト (本文) データが取得されますが、ユーザーアクションがなければ添付データは取得されません。
この設定に対して [添付を除外して文書を有効にする] を選択すると、ユーザーがメッセージを開いたときに、すべての本文と添付データが取得されます。
この設定が有効で、ローカルメールレプリカが (管理対象または非管理対象を問わず) 存在する場合、クライアントレプリケータは、レプリケータがユーザーのサーバーベースのメールファイルに配信された新規メッセージを検出するたびに、新規メールをローカルレプリカにプルダウンします。
前述のポリシー設定が保存されると、ポリシーの影響を受けるユーザーの管理対象レプリカを作成するプロセスが開始されます。
新規に作成される管理対象レプリカには、最初に、データベースオプション (DBOption) ビットを使用して、初期複製の受け渡しが完了するまで、サービス無効のマークが付きます。 さらに、ローカルレプリカを管理対象レプリカと識別する新規データベースオプションビット (DBOPTBIT_LOCAL_CACHE) がデータベースに設定されます。 これは、基本的に、標準ローカルレプリカと管理対象ローカルレプリカとの間の、唯一のディスク上の違いです。
管理対象レプリカは、最初はサーバーから概要データのみを呼び出すように設定されます。 レプリケータは、その最初の受け渡しを行うときに、複製するメモごとに、最終更新時間が (CacheDBInitialFullDoc) の日数の経過後であるかどうかを確認します。 その日数を経過している場合、レプリカは、サーバーからメモ全体を呼び出すよう、リアルタイムでシグナルされます。 最初のレプリカの受け渡しが完了すると、レプリカは更新され、それ以降は必ず文書全体が呼び出されます。 さらに、レプリケータは、レプリカに再度サービス有効のマークを付ける前に、最も多くアクセスされたビュー (受信ボックス、送信済みアイテム、カレンダーなど) を作成します。 レプリカは、サービス有効のマークが付くと、ユーザーのメールファイルとして使用できるようになります。
親トピック: 管理対象レプリカの設定 次のトピック: 組織内で同時に作成する管理対象メールレプリカの数を制御する