インストール


Linux に Notes をインストールおよびアップグレードする
Linux™ での IBM Notes のインストールでは、マルチユーザーインストールがサポートされます。

このタスクについて

rpm または deb インストールキットを使用して現在の IBM Notes リリースにアップグレードするとき、以前のリリースが ISMP インストーラを使用してインストールされている場合は、現在のリリースをインストールする前にその以前のリリースをアンインストールします。

注: 続行する前にインストールの考慮事項に関する関連トピックを参照してください。Linux プラットフォームでの IBM Notes のデプロイメントに関する追加情報と関連情報については、IBM® サポートサイトと Notes and Domino wiki を参照してください。

deb キットでのインストールの説明

このタスクについて

IBM Notes は Ubuntu プラットフォームでのインストール用の Debian (.deb) インストールキットとして使用できます。

手順

1. すべてのアプリケーションをシャットダウンします。


2. root ユーザーとして、ターミナルウィンドウまたはファイルブラウザを開きます。

3. Web ダウンロードページから deb インストールキットを取得する場合は、ブラウザを開き、取得元の Web ページに移動します。

4. IBM Notes deb インストールキットを探し、/root フォルダに保存します。


5. deb インストールキットが保存されているフォルダに移動し、tar ファイルを解凍します。

6. 解凍した deb ファイルが含まれているディレクトリに移動します。


7. インストールする deb パッケージを指定します。コマンドラインまたは GUI のいずれかのインストール方法を使用します。
deb インストールファイル名

このタスクについて

IBM Notes のオプションと deb ファイル名は、次の通りです。deb ファイル名は、IBM Notes のバージョンを反映したものです。


以下のコマンドを使用して、1 つ以上の deb パッケージをすでにインストールしたかを確認することができます。

$dpkg -l "ibm-*"

deb のコマンドラインインストールについての説明

コマンドラインによる deb のインストールの例を以下に示します。deb パッケージ名は、指定されているように、IBM Notes のバージョンを反映している必要があります。

注: バージョン固有の deb ファイル名のリストについては、前述のセクション「deb インストールファイル名」を参照してください。


deb の GUI インストールについての説明

オペレーティングシステムの GUI インストーラを使用して deb パッケージを Notes 用にインストールする手順の例を以下に示します。

注: バージョン固有の deb ファイル名については、このトピックで前述のセクション「deb インストールファイル名」を参照してください。

GUI パッケージインストーラには、必須のパッケージがあるディレクトリが含まれていることがあります。この例では、以下のパッケージが /root/notesdebs ディレクトリにあります。

手順

1. 必須の deb パッケージをターゲットディレクトリ (/root/notesdebs など) に配置します。

2. システム上の Nautilus などのファイルマネージャを使用してこのディレクトリに移動し、インストールする deb ファイルを右クリックし、[GDebi パッケージインストーラで開く (Open with GDebi Package installer)] をクリックします。
rpm キットでのインストールの説明

このタスクについて

Notes は Red Hat プラットフォームでのインストール用の rpm インストールキットとして使用できます。

手順

1. すべてのアプリケーションをシャットダウンします。


2. Notes のベータ版インストールがある場合は、アンインストールします。

3. root ユーザーとして、ターミナルウィンドウまたはファイルブラウザを開きます。

4. Web ダウンロードページから rpm インストールキットを取得する場合は、ブラウザを開き、取得元の Web ページに移動します。

5. Notes rpm インストールキットを探し、/root フォルダに保存します。


6. rpm インストールキットが保存されているフォルダに移動し、tar ファイルを解凍します。

7. 解凍した rpm ファイルが含まれているディレクトリに移動します。


8. オプション: rpm インストールキットに組み込まれている追加の rpm をインストールすることによって、インストールする機能を選択します。IBM Notes rpm パッケージは、1 つの必須コンポーネント (IBM Notes) とその他のオプションコンポーネント (Connections、Composite Application Editor、IBM OpenSocial、IBM フィードリーダー、および Sametime) を提供します。オプションコンポーネントは、必須コンポーネントに依存します。必須コンポーネントはオプションコンポーネントよりも前にインストールする必要があります。同様に、オプションコンポーネントをアンインストールしてから必須コンポーネントをアンインストールできます。rpm ファイル名は、Notes のバージョンに対応しています。

rpm インストールファイル名

このタスクについて

IBM Notes rpm のオプションとファイル名は、次の通りです。rpm ファイル名は、IBM Notes のバージョンを反映したものです。


以下のコマンドを使用して、1 つ以上の rpm パッケージをすでにインストールしたかを確認することができます。

rpm -qa | grep ibm_

コマンドラインインストールについての説明

Notes のコマンドラインによる rpm のインストールの例を以下に示します。

バージョン固有の rpm ファイル名については、前述のセクション「rpm インストールファイル名」を参照してください。


rpm の GUI インストールについての説明

オペレーティングシステムの GUI インストーラを使用して rpm パッケージを Notes 用にインストールする手順の例を以下に示します。

バージョン固有の rpm ファイル名については、このトピックで前述のセクション「rpm インストールファイル名」を参照してください。

GUI パッケージインストーラには、必須のパッケージがあるディレクトリが含まれていることがあります。この例では、以下のパッケージが /root/notesrpms ディレクトリに格納されています。

手順

1. 必須の rpm パッケージを、ターゲットディレクトリ (./root/notesrpms など) に格納します。

2. システム上の Nautilus などのファイルマネージャを使用してこのディレクトリに移動し、インストールする deb ファイルを右クリックし、[パッケージインストーラで開く (Open with Package Installer)] をクリックします。
root ユーザーインストールの後にユーザーとして Linux で Notes クライアントを実行する

このタスクについて

Notes クライアントをインストールすると、ユーザーが Notes にログインして実行できるようになります。

手順

1. root 以外のユーザーとしてログインします。

2. [Computer] -> [More Applications] -> [Office] -> [Notes] をクリックして、IBM Notes を開始します。

3. IBM Notes のセットアッププロンプトが表示されたら、このプロンプトに応答します。


関連概念
Notes クライアントのデプロイメントを計画する
Linux で IBM Notes をインストールおよびアップグレードする場合の考慮事項
Linux 用の IBM Notes インストールディレクトリ

関連タスク
Linux ユーザー用に IBM Notes の起動時間を短縮する
Linux で IBM Notes のインストールまたはアップグレードをカスタマイズする
Linux クライアントから IBM Notes をアンインストールする