管理
このタスクについて
可用性インデックスが可用性限界値以下の場合には、サーバーはビジーとされます。サーバーがビジーとされると、データベースを開く要求は、使用可能な別のサーバーがあれば、そこにリダイレクトされます。可用性インデックスが可用性限界値を再び上回ると、ビジー状態は解消されます。
IBM Domino Administrator で操作する
手順
1. [設定] タブをクリックします。
2. タスクペインで [サーバー] を展開し、[設定] をクリックします。
3. 次のいずれかを実行します。
5. [パラメータの設定/編集] をクリックします。
6. [アイテム] フィールドで SERVER_AVAILABILITY_THRESHOLD を選択、または入力します。
7. [値] フィールドに、サーバー可用性限界値として設定する数値を入力します。
9. [保存して閉じる] をクリックします。
Web サーバー管理クライアントで操作する
6. [有効パラメータ] ボックスで SERVER_AVAILABILITY_THRESHOLD をクリックし、[追加] をクリックします。
7. [値] フィールドにサーバー可用性限界値として設定する数値を入力して [OK] をクリックします。
クラスタ内のサーバーの再起動時に可用性限界値を使用する
クラスタのサーバーを再起動するときには、複製がすべて完了するまでそのサーバーをビジー状態にしておくことをお勧めします。この処理によって、ユーザーは、最新情報を持つデータベースにそのサーバー上でアクセスできるようになります。サーバーをビジー状態にするには、その可用性限界値を 100 に設定します。複製の完了後、ユーザーがそのサーバーを使用できるようにします。
サーバー可用性限界値を使用して、特定のサーバーへのフェイルオーバーを制御する
状況によっては、フェイルオーバーを特定のサーバーに限定することが必要になります。例えば、クラスタを設定した WAN で、クラスタサーバーの 1 台が他のサーバーよりも遠隔地にある場合、その遠隔地のサーバーへのフェイルオーバーを制限することができます。サーバーへのフェイルオーバーを制限するには、その可用性限界値を非常に高い値に設定します。
例えば、ボストン、ニューヨーク、香港にそれぞれ 1 台ずつ、合計 3 台のサーバーを使用しているとします。香港のサーバーがニューヨークのサーバーよりも可用性が高い場合、ボストンのサーバーは、香港のサーバーにフェイルオーバーします。しかし、香港のサーバーの可用性限界値を 100 に設定すると、要求されたデータベースのレプリカを持つクラスタサーバーがない場合を除き、他のクラスタサーバーは香港のサーバーにはフェイルオーバーしなくなります。
このようにフェイルオーバーを制御するときには、他のクラスタサーバー (この例ではボストンとニューヨークにあるサーバー) にクラスタで発生する大半のフェイルオーバーを処理できるリソースが十分にあることを確認してください。
関連タスク サーバー可用性インデックス サーバー可用性限界値を選択する