インストール


Tuner を入手して変換ファイルを作成して IBM Notes のインストールをカスタマイズする
MSI Tuner を使用して、IBM Notes のインストールまたはアップグレードの一部をカスタマイズするために変換ファイルまたは新規セットアップインストール実行可能ファイルを作成できます。その後、IBM Notes インストーラがデフォルト値ではなく変換ファイルの値を使用するように指定できます。

このタスクについて

以下の手順により、InstallShield Tuner for IBM Notes と組み合わせて、提供されている IBMNotes.itw ファイルとIBM Notes 9.0 Social Edition.msi ファイルを使用して、MSI 変換ファイル (.mst) を作成します。変換ファイル (またはカスタマイズした setup.exe) を作成した後に、IBM Notes のインストールまたはアップグレード時にそのファイルを使用できます。

変換を作成する前に、次の手順を実行します。


Tuner を入手してインストールする

このタスクについて

変換ファイルを作成するには、InstallShield Tuner for IBM Notes などのサードパーティのツールを入手してインストールする必要があります。Notes 用 InstallShield Tuner は IBM Passport Advantage® からダウンロードして入手できます。Install Shield Tuner for Lotus Notes 7.0.x, 8.0.x and 8.5.x for Windows™ 2000, 2003 English (C84T5NA) をダウンロードしてインストールします。ダウンロード時にデフォルトを受け入れ、ダウンロードが完了したら [起動] をクリックして Tuner のインストールプロセスを開始します。

変換ファイルを作成して IBM Notes のインストールとアップグレードをカスタマイズする

このタスクについて

以下の説明では、Tuner ファイル (.mst) の作成、新規 MSI インストール実行可能ファイル (setup.exe) の作成に関する基本情報を示します。詳細については、Tuner ユーティリティに付属のヘルプを参照してください。

注: MSI Tuner を使用して変換ファイルを作成することで、提供されている IBM Notes インストーラをカスタマイズできます。ただし、Tuner では、誤りがあると大きな問題が生じる可能性があるシステム設定にアクセスできます。必要な場合にのみ調整してください。疑問があるときは、InstallShield Tuner for IBM Notes に付属のヘルプを参照してください。Tuner で通常設定するオプションには、プログラムディレクトリ、データディレクトリ、共有データディレクトリ、notes.ini ファイル設定、インストールの種類 (InstallType=2 = 全クライアントのインストール、InstallType=6 = Notes クライアントのみ) などがあります。

手順

1. [スタート] -> [すべてのプログラム] -> [IBM Applications] -> [InstallShield Tuner for Notes] をクリックして Tuner を開始します。

2. プロンプトが出されたら、.itw 設定ファイル (たとえば、IBMNotes.itw) を参照して選択し、[開く] をクリックします。

3. [ようこそ] 画面を読み、[新規変換の作成 (Create a New Transform)] をクリックします。

4. プロンプトが出されたら、IBM Notes インストールキットで提供されている .msi ファイル (たとえば、IBM Notes version Social Edition.msi) を参照して選択します。


5. デフォルトの出力変換ファイル名 (たとえば、Notes version.mst) とパスを受け入れます。

6. [応答変換 (Transform Response)] チェックボックスは有効にしないでください。

7. [作成] をクリックします。

8. 指定されているデフォルト設定に必要な変更を行います。

9. [ファイル] -> [保存] をクリックします。


10. InstallShield Tuner for IBM Notes を終了します。

例: notes.ini 設定を変換に追加して構成セットアップファイルを呼び出す

このタスクについて

インストールまたはアップグレードをカスタマイズする追加の方法として、notes.ini 設定の ConfigFile=name.txt によって呼び出される、スクリプトを使用したセットアップファイル (たとえば、setup.txt) を使用します。 スクリプトを使用したセットアップファイルには、たとえば、新規ユーザーインストールの後に行われるセットアップを完了するために必要なパラメータが含まれます。この例では、変換で使用する notes.ini 設定を追加します。

詳しくは、技術情報 1112835「How to set up a Notes Client without user intervention using a scriptable setup」を参照してください。

手順

1. [スタート] -> [すべてのプログラム] -> [Lotus Applications] -> [InstallShield Tuner for IBM Notes] をクリックして Tuner を開始します。

2. プロンプトが出されたら、.itw 設定ファイル (たとえば、IBMNotes.itw) を参照して選択し、[開く] をクリックします。

3. [ようこそ] 画面を読み、[新規変換の作成 (Create a New Transform)] をクリックします。

4. プロンプトが出されたら、IBM Notes インストールキットで提供されている .msi ファイル (たとえば、IBM Notes version Social Edition.msi) を参照して選択します。

5. デフォルトの出力変換ファイル名 (たとえば、IBM Notes 9.0 Social Edition.mst) とパスを受け入れます。

6. [応答変換 (Transform response)] チェックボックスは有効にしないでください。

7. [作成] をクリックします。

8. [システム設定] セクションで、[IniFiles] をクリックします。

9. [宛先コンピュータ (Destination Computer)] で、[フォルダの表示] を選択し、スライドして [ProgramFilesFolder] を選択します。

10. [ProgramFilesFolder] を展開して、[Notes] フォルダを表示します。

11. [Notes] フォルダを右クリックし、[NewIniFile] を選択します。

12. 結果の [IniFile1.ini] を右クリックし、notes.ini に名前変更します。

13. [notes.ini] を右クリックし、[新しいセクション] を選択します。

14. 結果の [NewSection1] をクリックし、次の値を変更します。

15. [ファイル] -> [保存] をクリックします。

16. InstallShield Tuner for IBM Notes を終了します。

関連概念
例: IBM Notes のサイレントインストール中に setup.exe を使用して変換ファイルを呼び出す
IBM Notes のインストールをカスタマイズする
Tuner を使用して IBM Notes インストールをカスタマイズする
スクリプトを使用したセットアップで IBM Notes のインストールを設定する

関連タスク
例: msiexec コマンドラインユーティリティを使用して IBM Notes をインストールする

関連情報
IBM Notes / Domino Wiki
Lotus のサポート
Is the InstallShield Tuner for Notes available for download?
IBM パスポートアドバンテージ