保護


IBM Notes 共有ログインを利用して、パスワードを求めるプロンプトが出ないようにする
IBM Notes 共有ログイン (NSL) では、ユーザーは IBM Notes を Notes パスワードを指定することなく使用できます。 必要な作業は、Windows™ のパスワードを入力して Microsoft™ Windows にログインすることだけです。

IBM Notes 共有ログインを有効にすると、Notes ID に対して Notes パスワードが必要なくなります。 この場合、より複雑な「シークレット」を使用して ID が保護されます。 これを Microsoft Windows のセキュリティ機構により暗号化して、ユーザーのローカルコンピュータに保存します。

IBM Notes 共有ログインを有効にすると ID も変更されるため、共有ログイン機能を有効にしたコンピュータ上でしか使用できません。 このような仕様になっているのは、コンピュータごとの Windows セキュリティインフラストラクチャに依存した機能であるためです。

IBM Notes 共有ログインには次のような利点があります。


IBM Notes 共有ログインは、次のような Notes ID では利用できません。
注: IBM Notes 共有ログインユーザーは、Windows ローミングプロファイルを使用している場合、同時に複数台のコンピュータから Active Directory ドメインコントローラにログインしないでください。 Notes が ID ファイルを復号できない可能性があるためです。

共有ログインを有効にすると、次のような状況が発生します。


ID ボールトの関係と IBM Notes ローミングユーザーを含む IBM Notes クライアントシングルログオンと IBM Notes 共有ログイン (NSL) の区別を理解するには、関連トピックにある IBM Notes / Domino Wiki の記事を参照してください。

関連概念
IBM Notes クライアントシングルログオンを使用して IBM Notes と Windows OS パスワードを同期する

関連タスク
共有ログインを有効にする
共有ログインを無効にする
共有ログインが有効/無効になったときにユーザーに通知する
パスワードの照合を設定する

関連情報
Windows プラットフォームのイーザーのためのパスワードの効率化と SSO のアーカイブ
IBM Notes 共有ログイン FAQ
ID ボールトと IBM Notes 共有ログイン FAQ
IBM Notes クライアントシングルログオンから IBM Notes 共有ログインへのアップグレード