| フィールド | 設定 |
| LDAP 設定セクション |  |
| ホスト名 | リモート LDAP ディレクトリサーバーのホスト名 (ldap.renovations.com など)。Domino サーバーはこのホスト名を使用してリモート LDAP ディレクトリサーバーに接続します。または、LDAP クライアントの参照先を LDAP ディレクトリにします。
[候補] をクリックすると、DNS にリストされている LDAP サーバーのホスト名を検索するダイアログボックスが開きます。
[確認] をクリックすると、各ホスト名がアクティブな LDAP サーバーであるかを確認するダイアログボックスが開きます。
または
1 番目に指定されているホスト名の LDAP ディレクトリサーバーが使用不能になった場合に Domino サーバーが代替の LDAP ディレクトリサーバーを使用できるように、追加のホスト名を 1 つ以上入力します。ホスト名をコンマかセミコロンで区切るか、1 行に 1 つのホスト名を入力します。
複数指定したディレクトリサーバーがそれぞれ異なるポートを監視している場合は、ホスト名の後ろにポートを指定します。次に例を示します。
ldap1.acme.com:390, ldap2.renovations.com:391
このフィールドに入力するポートの値は、[ポート] フィールドに指定された値を上書きします。このフィールドにポートを指定しないと、[ポート] フィールドに指定された値が使用されます。
注: このフィールドには IPv6 アドレスも指定できます。ただし、このフィールドに IPv6 アドレスを指定した場合、7.0 より前のサーバーからディレクトリアシスタントデータベースを使用しないでください。7.0 より前のサーバーでは IPv6 をサポートしていません。 |
| LDAP ベンダー | LDAP ディレクトリのサービスプロバイダを入力します (必要な場合は、LDAP 管理者に確認します)。デフォルト値は Domino LDAP です。
次のどれかを選択します。
- Domino LDAP
- IBM Directory Server
- Active Directory
- Sun ONE Directory Server
- Open LDAP
- Novell eDirectory
- Netscape Directory Server
- その他
注: [LDAP ベンダー] の値を選択したら、[詳細オプション] セクションの [使用する検索フィルタの種類] の推奨値が一致するように調整されますが、値を変更することもできます。
ディレクトリアシスタント文書での検索フィルタの設定の詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| 検索する場合の認証資格情報 (オプション) | Domino サーバーがリモート LDAP ディレクトリサーバーに接続するときに提示する Domino サーバー用のユーザー名とパスワードを、[認証資格情報 (オプション)] セクションで入力します。LDAP ディレクトリサーバーはこの名前とパスワードを使用して、Domino サーバーを認証します。名前とパスワードを指定しない場合、Domino サーバーは匿名ユーザーとして接続しようとします。
[確認] をクリックすると、入力したユーザー名とパスワードが各ホスト名で有効であるかを確認するダイアログボックスが開きます。
この設定は、LDAP サーバーの変更の検出に影響を及ぼすことがあります。
LDAP ディレクトリのディレクトリアシスタント文書で Domino サーバー用の名前とパスワードを指定する方法の詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| 検索するベース DN | 検索の基本条件 (LDAP ディレクトリサーバーで必要な場合)。次に例を示します。
o=Ace Industry
o=Ace Industry,c=US
[候補] をクリックすると、適切な検索ベースで各ホスト名を検索することができるダイアログボックスが開きます。
[確認] をクリックすると、設定された資格情報を使用してその検索ベースが各ホスト名にアクセスできるかを確認するダイアログボックスが開きます。
この設定は、LDAP サーバーの変更の検出に影響を及ぼすことがあります。変更検出の特別な考慮事項の詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| 接続設定セクション |  |
| チャネルの暗号化 | 次のいずれかを選択します。
- Domino サーバーがリモート LDAP ディレクトリサーバーに接続するときに SSL を使用する場合は、[SSL] (デフォルト)
- SSL を使用しない場合は、[なし]。
クライアント認証のため、またはデータベース認証でグループメンバーを検索するためにリモート LDAP ディレクトリを使用する場合は、[チャネルの暗号化] フィールドで [SSL] を選択したままにします。
[SSL] を選択した場合は、以下の関連フィールドで適切な値を選択します。
- 期限切れの SSL 証明書を受け入れる
- SSL プロトコルのバージョン
- リモートサーバーの認証を使ったサーバー名の確認
リモート LDAP ディレクトリのディレクトリアシスタント文書で SSL を設定する方法の詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| ポート | Domino サーバーがリモート LDAP ディレクトリサーバーに接続するときに使用するポート番号。
- [チャネルの暗号化] フィールドで [SSL] を選択した場合、デフォルトポートは 636。
- [チャネルの暗号化] フィールドで [なし] を選択した場合、デフォルトポートは 389。
LDAP ディレクトリサーバーがどちらのデフォルトポートも使用しない場合は、別のポート番号を手動で入力します。 |
| [詳細オプション] セクション |  |
| タイムアウト | リモート LDAP ディレクトリの検索時間として許容される最大秒数。デフォルトは 60 秒です。
リモート LDAP ディレクトリサーバーにもタイムアウト値が設定されている場合は、小さい方の値が優先されます。 |
| 検索結果の最大数 | Domino サーバーが検索する名前について LDAP ディレクトリサーバーが返すことのできる検索結果の最大数。LDAP ディレクトリサーバーにも最大数が設定されている場合は、小さい方の値が優先されます。LDAP ディレクトリサーバーがタイムアウトになると、その時点までに見つかった名前の数が返されます。
デフォルト値は 100 です。 |
| 検索でエイリアスを無効にする | リモート LDAP ディレクトリの検索中に別名の非参照を行う範囲を制御するには、次のいずれかを選択します。
- [なし]
- 下位のエントリのみ
- 検索ベースのエントリのみ
- 常時 (デフォルト)
LDAP ディレクトリで別名を使用しない場合は、[なし] を選択すると、検索のパフォーマンスが向上します。
ディレクトリアシスタント文書における別名の非参照の設定の詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| 優先するメール形式 | ディレクトリアシスタントの設定で Notes ユーザーから LDAP ディレクトリ内のユーザー宛てにメールの送信を許可している場合、このオプションによって Notes メールで使用するディレクトリのアドレス形式を指定します。次のいずれかを選択します。
- [Notes メールアドレス] - たとえば、John Doe/Renovations@Renovations。通常、このオプションは LDAP ディレクトリが Domino ディレクトリである場合にのみ使用されます。
- [インターネットメールアドレス] (デフォルト) - たとえば、jdoe@renovations.com。
ディレクトリアシスタントおよび Notes メールのアドレス指定の詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| 名前のマッピングを有効にする | このチェックボックスにより、ディレクトリアシスタントは、IBM Domino DN 属性を、LDAP ディレクトリの DN 属性にマッピングすることができます。このオプションは、デフォルトでは無効になっています。
このチェックボックスで名前のマッピングを有効にすると、新規フィールド [すべての参照に対してこの属性を使用する] と既存のフィールド [Notes の識別名で使う属性] が表示されるようになります。
注: このチェックボックスを有効にすると、既存のフィールド [Notes の識別名で使う属性] に値を入力するか、フォームを保存する前にデフォルト値 ([Notes DN]) を受け入れる必要があります。
Active Directory を使用して IBM Domino ユーザーを管理する際のユーザー名のマッピングの詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| Notes の識別名で使う属性 | Domino サーバーがリモート LDAP ディレクトリを使用してクライアント認証またはデータベース認証を行う場合は、必要に応じて、ユーザーの LDAP ディレクトリ識別名を対応する Notes 識別名にマップします。
[確認] をクリックすると、指定のベースに設定された資格情報を使用して、各ホスト名に Notes の DN 属性を含むオブジェクトが 1 つ以上あるかを確認するダイアログボックスが開きます。
リモート LDAP ディレクトリで Notes の識別名を使用する方法の詳細については、関連トピックを参照してください。 |
| すべての参照に対してこの属性を使用する | [はい] または [いいえ] を選択します。
デフォルトでは、[名前のマッピングを有効にする] チェックボックスをオンにすると、この値は [いいえ] に設定され、インターネット/Web 認証に対してのみ名前のマッピングが有効になります。
このフィールドで [はい] を選択し、同時に [Notes の識別名で使う属性] を選択すると、インターネット/Web 認証に対してだけではなく、すべてのディレクトリ検索において Domino の名前マッピングが使用できるようになります。 |
| 使用する検索フィルタの種類 | ディレクトリの検索に使用する LDAP 検索フィルタを制御するには、次のいずれかを選択します。
- 標準の LDAP (デフォルト)
- Active Directory
- Domino LDAP
- IBM Directory Server
- カスタム
[標準の LDAP] は、ほとんどの状況で機能します。
[候補] をクリックすると、各ホスト名から最も適切なタイプの検索フィルタを検索するダイアログボックスが開きます。
[確認] をクリックすると、選択した検索フィルタのタイプが各ホスト名に対して適切であるかを確認するダイアログボックスが開きます。
注: オプションの [Domino LDAP] と [IBM Directory Server] を選択すると、LDAP Gateway は特定の LDAP サーバーに属する特殊機能を利用できます。特殊機能が判別されると、LDAP クライアントはこの特殊機能を使用するかどうかを決定できます。たとえば、LDAP サーバーは、LDAP クライアントによる dominoAccessGroups 機能の検出を直接サポートするために、ルート DSE (ディレクトリサーバーエントリ) の新しい属性を提供することができます。
ディレクトリアシスタント文書での検索フィルタの設定の詳細については、関連トピックを参照してください。 |