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Activity Trends のデータ収集方法について理解する
Activity Logging はログファイル (LOG.NSF) からデータを収集し、Catalog タスクがそれを Activity Trends データベース (ACTIVITY.NSF) に保存します。このデータは、Activity Trends Collector タスクによって処理され、チャートとリソースバランシングで使用される Trend データが作成されます。

[Trend 基本間隔][監視時間][プロキシデータ] の各設定は、Activity Trends に影響を与えます。

Trend 基本間隔

Trend 統計は午前 0 時から午前 0 時の 24 時間の監視期間に収集されたデータを元にしています。各 Trend 統計は加重移動平均であり、新しい監視から既存の Trend または移動平均にデータを追加することによって計算される指数加重が行われます。

その結果、最新の監視に対する加重が最も多くかかり、古い監視であればあるほど新しく計算された Trend では指数に対して加重がかかりません。なお、ここでは基本間隔を増やすと、加重がたくさんかかった最近の監視の数が増えるということ、また基本間隔を減らすと監視の数が減るということを念頭に入れておく必要があります。

監視時間

Activity Trends では、1 監視期間にアクティビティがどのように分布しているかを示すタイムバケット (配列) にデータが保存されます。Activity Trends の設定時に 1 バケットあたりのサイズつまり、秒数を指定します。指定するのは 1 時間に均等で割り切れる数でなければなりません。たとえば、デフォルトは 300 秒/5 分です。従って 1 監視期間に 5 分のバケットが 288 あることになります。

プロキシデータ

デフォルトでは、Activity Trends を実行するサーバーがローカルの Activity Trends データベース (ACTIVITY.NSF) を見つけます。しかしアクセスしたいデータが含まれる Activity Trends データベースを管理者が複製することもできます。それにはプロキシデータを使用し、他のサーバーの Trend データが含まれる Activity Trends データベースを含めます。

関連タスク
Activity Logging を有効にして Activity Trends を設定する