設定


ポリシーの適用方法設定を理解する
ポリシー設定文書には、[適用方法] 設定が含まれています。この設定を使用すると、これらの文書内の個々のフィールド値をいつどのようにして変更できるか、どのような場合にエンドユーザーがこれらのフィールド値を変更できないようにするかを一貫して制御できます。[適用方法] の機能には中央ロケーションとしてポリシー設定文書があり、このポリシー設定文書からポリシー設定を設定したり、必要に応じてポリシー設定をロックダウンしたりすることができます。 この機能は、特に、企業内の手順の実施とセキュリティの強化に有用です。[適用方法] 設定は、すべてのポリシー設定文書で使用できます。

ポリシー設定文書に表示される [適用方法] 設定が 1 つのチェックボックスである場合、この機能設定は Notes クライアントを使用してポリシーを表示できるユーザーすべてに開示されます。 IBM Notes クライアントのエンドユーザーはその設定に値を指定できません。ポリシー設定文書に [適用方法] 設定用のドロップダウンリストボックスが表示される場合、この設定は Notes クライアントで表示されるため、Notes クライアントのエンドユーザーは Domino ディレクトリで [PolicyModifier] ロールが割り当てられている場合にその値を変更することができます。

IBM Domino では、動的設定を使用して、メールポリシー設定を除くすべてのポリシー設定をデプロイします。 エンドユーザーがホームサーバーを認証すると、ポリシー設定文書に保存された情報がエンドユーザーに配布されます。メールポリシー設定文書は、動的設定ではなく、システム管理プロセスによってユーザーのメールファイルに導入されます。

フィールドが [値を設定しない] に設定されている場合、動的設定またはシステム管理プロセスによって変更が加えられても、これらのポリシー設定は上書きされません。 フィールドが [初期値を設定する] に設定されている場合、最初のポリシー設定は一度だけ上書きされます。 エンドユーザーがフィールドを変更できない場合、このポリシーは、ポリシー設定文書をセットアップした管理者が指定した設定を使用して実施されます。

[適用方法] 設定には、以下のオプションがあります。


フィールドに割り当てる [適用方法] 設定は、ポリシー設定文書を開き、別の [適用方法] オプションを選択することによって、いつでも変更できます。

IBM Domino Designer でポリシー設定文書を開くと、[適用方法] 設定が有効なフィールドに $HA という接尾辞が含まれます。 唯一の例外はメールポリシー設定文書で、$UP という接尾辞を使用してフィールドに「適用方法」オプションが設定されていることが示されます。

また、既存の継承プロパティと強制プロパティは、「適用方法」機能が割り当てられた設定にも適用されます。フィールドが継承としてマークされている場合は、「適用方法」 設定も継承されます。フィールドが強制としてマークされている場合は、「適用方法」 設定も強制されます。動的ポリシーを使用する場合には、設定した優先順位も適用されます。

注: 関連する Domino のポリシーのヒントとベストプラクティスについては、Notes and Domino wiki を参照してください。

関連概念
ポリシー
ポリシーの階層と有効ポリシーを理解する
動的なポリシーを割り当てる

関連資料
追加の文書リソース