計画
クラスタの規模が大きいほど、クラスタサーバーに障害が発生したときにワークロードを吸収できる能力が高くなります。たとえば、クラスタにサーバーが 2 台しかない場合は、どちらかのサーバーに障害が発生したときに、そのサーバーのワークロードのすべてをもう一方のサーバーで吸収する必要があります。つまり、各サーバーを 50%の容量で実行すれば、1 台のサーバーが停止した場合のワークロードを吸収できます。
これに対し、クラスタにサーバーが 6 台あれば、障害が発生したサーバーのワークロードを残りの 5 台が 20%ずつ吸収すればよいことになります。つまり、各サーバーを 80%の容量で実行しても、1 台のサーバーが停止した場合のワークロードを吸収できます。
注: 障害が発生したサーバーのワークロードを吸収する方法に影響を与える要因は他にもあります。たとえば、クラスタ全体での複製の配布などです。
クラスタのハードウェアの割り当てを計画するときは、次の点を考慮してください。
コンピュータのメモリ増設や処理能力増強の必要があるか確認するには、プラットフォームの統計を調べます。
クラスタレプリケータはシステムリソースを使用するため、クラスタレプリケータを追加するたびに、システム全体のパフォーマンスが低下することがあります。したがって、必要以上に多くのクラスタレプリケータを追加しないようにします。